佐賀トラック紀行、そののち唐津イカ紀行 ⑤
/
コラム
呼子は、なんといってもイカの街。港は、近海漁業が中心なのでそれほど大きな船は入っていないものの、道路沿いにずっと長く続いており、たくさんのイカ釣りの漁船が停泊しています。至るところで一夜干しのイカが干されていますが、やはり呼子といえばコレでしょう。
今では全国各地の魚市場で見られるようになった高速回転式干物製造機、通称「イカぐるぐる」は、呼子が発祥の地なんだとか。ぐるぐる高速で回って乾燥を早めるのが本来の目的ですが、ドラえもんも目を回すくらい早く回るので、蠅がたからず衛生的という副次的なメリットも……。もちろん、「なんだなんだ!?」 とお客さんを呼び込む宣伝効果も期待できます。
港の道路沿いにも各種の干物を売る露店が立ち並んでいますが、こちらは朝市よりもさらにのんびりしていて、売り子さんがいなかったり、うつらうつらしていたりで、そのすきに泥棒ネコが干している魚を狙ったりしているんですね。さすがに呼子育ちのネコだけあって、ネコがイカを食べると腰が抜けることを知っているんでしょう、金網のガードの隙間から天日干しのアジとおぼしき魚だけを、こちらを警戒しつつ執拗に狙っています。
「コラ、ダメだよ!」
と声をかけつつも、本気で追っ払うことをしない行きずりの観光客に、「フン、アンタの知ったことじゃニャいだろう」とばかりに、その行動はどんどん大胆になっていくのでした。
コメント
コメントの使い方