「ジャパントラックショー2022」は5月12日(木)から14日(土)までの3日間、パシフィコ横浜で開催された。コロナ禍で2020年の開催が中止となったため、今回は4年ぶりの開催となったが、果して来場者の反響はどうだったのだろうか?
このほど主催の一般社団法人 国際物流総合研究所によって、来場者の登録情報およびアンケート結果から「実施報告書」がまとめられたので、その内容をご紹介しよう。
文・写真/トラックマガジン「フルロード」編集部
*2022年9月発売「フルロード第46号」より
来場者の構成とアンケート結果
まず展示会の規模は、出展者数が143社/520小間(前回は129社/434小間)と大幅に増えた。来場者数も3日間合計で5万3355人(同5万1744人)で、これも増加している。
来場者の構成は「物流業」が24%、「トラックの製造・販売」が13%、「その他企業・団体」が12%、「自動車の製造・販売」が10%、「部品・用品」が10%、「一般・学生」が9%などとなっている。
サポーターズを含む物流業が全体の約4分の1、トラック・自動車などの業界関係者が半数以上を占めていることがわかる。
来場目的としては「トラック関連製品への興味」が40%、「業務で役立つ情報を探すため」が37%、「新製品・サービスへの興味」が10%、「人的交流・取引先開拓のため」が8%、「製品導入・導入製品の絞り込みのため」が2%、「その他」が3%となっている。
全体としては情報収集が目的の来場者が大幅に増えている印象だ。
また製品の購入決定権に関しては、「購入決定権を持っている」が20%、「決定権はないが購入に関与している」が31%、「関与していない」が49%となった。関与しているか否かは、ちょうど半分ずつの割合だ。
今回も含めて「ジャパントラックショー」はこれまで3回開催されているが、来場回数については、「今回が初めて」が66%、「2回目」が24%、「3回目」が10%という結果になった。初めての来場が6割以上ということは、新規来場者の誘致策が功を奏したことを示している。
ショー全体への満足感に関しては、「大変満足している」が29.7%、「満足している」が50.8%、「普通」が17.3%、「不満がある」が1.9%、「大変不満がある」が0.2%という結果になった。
全体の8割以上の人が満足しているわけで、この満足度は回を重ねるごとに増えてきている。
また、次回のショーへの来場意向としては、「ぜひ来場したい」が56.9%、「なるべく来場したい」が35.9%、「どちらともいえない」が6.5%、「来場したいと思わない」が0.6%となっている。
すなわち92.8%もの人が次回の来場に前向きなわけで、これはジャパントラックショー事務局にとっても心強い結果となろう。
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