ヒロの海コン物語 歴史篇 その14
貨物を収める金属製の箱は昔からあったし、アイデアルXの前にコンテナ貨物輸送の実例があり、厳密な意味で「海上コンテナ」ってヤツを発明したのはマクリーン氏ではないんですが、今日の「海上コンテナ輸送」は、アイデアルXで58個のコンテナを運んだのが基となっていますし、そのことが物流やロジスティックス(=兵站、へいたん。元々は戦争において物資補給を意味する軍事用語)の世界に革命をもたらしたのは明らかなので、マルコム・パーセル・マクリーン氏は「コンテナリゼーション(コンテナ化)の父」と呼ばれています。
その証拠に、2001年(平成13年)5月30日、マクリーンの葬儀の朝には、世界中のコンテナ船が汽笛を鳴らして弔意を表したそうです。マクリーン氏のお蔭で、現在自分は「海コン運転手」として生計を立てているワケですから、やっぱり感謝しています(笑)。(この項 了)
ヒロさんのブログのURL
http://ameblo.jp/trailer/
コメント
コメントの使い方