めざすは水素で航続距離1000km! 世界最先端の燃料電池トラック「メルセデス・ベンツGenH2」に乗ったぞ!【IAA Transportation 2022】

航続距離1000kmに向けての新技術

 GenH2は、2023年から液体水素を用いる技術の試験を実施する計画だ。水素は気体だが、液化することで体積が1/800にできるため、航続距離の拡大に不可欠で、リンデ社との協業で取り組んでいる。

 水素はマイナス253℃で液化することから、車載のために真空断熱ステンレスタンク×2本を導入する。シャシーフレームのホイールベース間の左右に断熱タンクを設置するが、充填する水素を重量換算すると1本あたり40kg(2本で80kg)となる。

 さらに2039年までに、欧州、米国、日本において、Tank to Wheel(燃料タンクから車輪まで)のカーボンニュートラルを達成させたい考えだ。

【画像ギャラリー】世界最先端の燃料電池トラックを画像でチェック!!【IAA Transportation 2022】(4枚)画像ギャラリー

最新号

【解説&試乗】日野プロフィア2024年モデル フルロードvol.55 本日(12/10)発売!!

【解説&試乗】日野プロフィア2024年モデル フルロードvol.55 本日(12/10)発売!!

今号では、昨年2月中旬から出荷を再開した日野プロフィアの2024年モデルに試乗。燃費性能と安全性能もアップし、新設計AMTで走りも別モノに進化した新モデルの実力に迫ります。また、「だれでもトラック」いすゞエルフミオEVの公道試乗を実施。AT限定普通免許で運転できるEVトラックの魅力をお伝えします。大好評の「働くクルマの大図鑑」は、飲み物を運ぶその究極のカタチ「ボトルカー」を特集しました。ボトルカーの構造から製造工場のレポート、知られざる歴史、さらにはeキャンターのボトルカーの試乗レポートまで盛りだくさんの内容になっています。