自己判断って責任転嫁じゃない!? 異常気象時でも運行中止は言いづらい職業ドライバーの陳情

自己判断って責任転嫁じゃない!? 異常気象時でも運行中止は言いづらい職業ドライバーの陳情

 山形県や秋田県では7月25日から降り続いた記録的大雨によって大きな被害がでた。近年、異常気象が引き起こす災害は、毎年のように発生している。

 一般論として異常気象時には「不要不急の外出を避ける」ことが望ましいとされるが、職業として働くトラックドライバー等にとってはそう単純なハナシではない。

 いっぽうで国土交通省は、2020年2月より異常気象時の判断基準となる「台風等による異常気象時における輸送の目安」を設定。危険が及ぶような荒天時(大雨や暴風など)に、運送事業者の判断で輸送の拒絶や中止するこができる目安が定められている。

 では、実際のところ運送事業者は頻発する異常気象にどう対処しているのか? 静岡の現役トラックドライバー、鰻さんにお聞きした。

文/トラックドライバー鰻さん、写真/トラックマガジン「フルロード」編集部、図/国土交通省
*2023年12月発行トラックマガジン「フルロード」第51号より

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