アメリカではドデカいトレーラにこんなものを積んでいた! なでしこトラッカーに聞く米国のトラック積み荷事情

積み荷はさまざま 汚れもさまざま

 パレット積みで汚れなさそうな荷物でも、袋に入った粉物や廃棄物、穀物など、降ろした後に見てみると少しこぼれ落ちてたりして、けっこう床の隙間に入り込んでしまうんですよね。

 フォークリフトで降ろす時に、引っかかって削れたパレットの細かい木クズがよく散らばっていたりしますが、コレはすぐブラシで取れるので掃除しやすいかな~。
 
 いつだったか、アルミや鉄くずのリサイクル屋さんに行った時は、降ろした後にたくさんの鉄くずが残っていて、ブラシでは掃けないので、大きな袋に3つ分くらい、手作業で一生懸命拾い集めたことがありました。

 ゴミ箱に持って行くとき凄く重かったです。コレ、銀貨だったら捨てないで取っておくんだけどなぁ~、なんて思ったりして(笑)。

 積んだ荷物で一番汚れて取りづらいなと思うのは、やっぱり粉物でしょうか。特にバラ荷(粉物や細かい木材、オイル、リサイクル品、土類など)は、中を水洗いしても汚れや細かい粒子が床の隙間に入り込んで中々取れないんですよね~。でも、できる限りのことはします。

ユニークな積み荷アレやコレや

 今までの荷物の中でユニークだったな~っていう荷物を思い出すと、電動で動く恐竜の置物、日本メーカーのKONAMIのスロットマシーンをカジノまでとか、コンサートに使う機材などなど。

 あっ、そうそう! 会員制の大手ショッピングセンターからショッピングカートをトレーラのルーフギリギリまで積み重ねて積んだ思い出もあります。

この日の積荷は恐竜!! なんだって運んじゃいますよ!
この日の積荷は恐竜!! なんだって運んじゃいますよ!

 モノが何だったかは忘れちゃったんですけど、コレどうやって積み降ろしするの、っていうながーい荷物もありました(画像ギャラリーの写真をご覧ください)。その時は、フォークリフトに付けた特殊な爪を穴に差し込んで引っ張り降ろしていました(笑)。

 私は以前、日本でもアメリカでもキャリアカーに乗っていました。もちろん積み荷は毎日クルマでしたが、それでも「今日はどんな車種を積むのかな~~!」っていう、チョッとしたワクワク感がありました。

 そういう些細な楽しさを見つけて、今後もできるだけ長く楽しみながら続けていけたらいいな~って思います! さーて、明日は何を積むのかな?

【画像ギャラリー】冷凍物以外はなんでもござれ!! 普通のバントレーラだけど鉄クズや石灰だって運んじゃいます(5枚)画像ギャラリー

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