トラックドライバーさん同士の会話には、「うん、そうそう!」とか「うんうん、あるよね~」というフレーズがよく聞かれます。
いわゆる「あるある」なんですが、普段は寡黙なワンマン運行なので、仕事仲間と出会ったときには、物事の共通の認識を確かめあって仲間意識を高めているのかも……。「あるある」って共感してもらえると、何だか嬉しいですもんね。
そこで、大きなことから小さなことまで、トラックドライバーさんの「あるある」を集めてみました。さて、いくつ共感してもらえるかな?
文/フルロード編集部 写真/フルロード編集部・尾山ママ
*2013年2月発行トラックマガジン「フルロード」第8号より
■車両にまつわるあるある編
●一点豪華主義?
ノーマルで地味なクルマなのに、シフトノブだけ長めの水中花。
●ワンピース&矢沢
キャビンのベッドの後ろにワンピースのバスタオル(海賊にバッテンのマーク)を、前から見えるように掲げている。たまにバッタ物もある。また「E.YAZAWA」はいまだ健在。ヌードのカレンダーを貼るのは少なくなった。
●忙しい時なのにDPF
アドブルーを搭載してなかったひと昔前の2トン・4トン車では、忙しいときに限ってDPF(排ガスの煤をフィルターに吸着させエンジン回転数を上げ熱で燃焼させる後処理装置)の燃焼のランプが点灯。急いでるのに再生のため停まらざるをえなかった。無視して走行しメーカー持ち込みになった。
■ドライバーのあるある運転編
●挨拶
同じ会社のトラックどうしがすれ違うときに手を挙げて挨拶を交わすのが一般的だが、クルマから降りて仕事をしている時にはあまり話をしなかったり、よく知らない社員でも、トラックに乗っているとなぜか挨拶してしまう。
●ゆずり合い
対向車線が右折待ち車で詰まっているとき、その数台後にトラックがいると、トラックが通れるように、パッシングをして右折車を行かせてあげる。すると通れたトラックが皆を代表して挨拶をしていってくれる。
●長めのウインカー
高速道路で抜きにくそうなトラックを、少し速度を緩めて追い越させてあげると、走行車線に戻る時に長めのウインカーを出して行ってくれる。かつてはカーボディランゲージとして、追い越される側のライト消し、追い越した側のハザードが普通だったが、今はこれが多い。
●宅配で駐車場がない
繁華街での宅配っていうと、ふだんはコイン駐車場にトラックを入れてそこから宅配しているけど、どうしても近くに駐車場がないと、路駐で「緑の人」に駐禁を切られそうになることがある。
●山道のゼブラ
山道のカーブ、暴走族対策で黄色や赤の段差舗装(ゼブラ)になっているのは、乗用車にとってショックは少ないけど、トラックの積み荷には悪いのでやめてほしい。あとキャビンの中に置いてあるものもグチャグチャになる。
●バック時
バックする時、ドアの外側のグリップを力強く握る。
●眠い時
運転中睡魔に襲われて、頬やふとももを叩く・つねる。舌先を噛む。などの自傷行為にはしる。
コメント
コメントの使い方ちょい古、ふそうのあるある。
自家用車で、ハザード出そうとしてウォッシャー炸裂!
私は仕事が終り帰りに自家用車運転中にハザードだそうとしてウインドウオッシャーを出してしまう事がチョイチョイあるw
ふそう、あるある!