憧れのボルボFHに初搭乗!! 現役トラックドライバーによる感激のインプレッション

 日本市場でもボルボやスカニアといった外国製のトラックが確固たる地歩を築いています。

 国産トラックに特に不満があるわけじゃないんですが、やっぱり洗練されたヨーロッパのトラックは別格でしょう!
 
 最近では、リクルート対策のため、人気のある外国製トラックを積極的に導入する運送会社もあるほど、多くのトラックドライバーの憧れの的になっています。
 
 関東をベースにトレーラなど大型車を運転するDKさんもその一人。このほど憧れのボルボFHに初搭乗する機会に恵まれ、その感激のインプレッションをレポートしてくれました。

文/トラックドライバーDKさん 写真/DKさん・フルロード編集部

【画像ギャラリー】念願のボルボFHに感動!! 乗り心地は国産車とはやっぱりぜんぜん違う!?(7枚)画像ギャラリー

憧れのボルボFHに初搭乗!

 コンニチワ、DKと申します。

 近頃どこに行っても、ボルボ、スカニアなどの欧州製のトラックを多く目にするようになりました。我が社でも、令和2年末に1台目のボルボFHトラクタが納車され、翌3月に2台目が納車されました。

 私は、見栄えの良い欧州製トラクタを羨望のまなざしで見ていましたが、このほど担当ドライバーがやむを得ない事情で長期休暇を取り、ピンチヒッターとして乗務する機会を得ました。

 乗務することになったボルボFHは、2台目の令和3年登録の車両です。エンジンは直列6気筒、12.8L、540hpで、第5輪荷重20t、許容GCW(連結車両総重量)84tの10輪トラクタ(6×4)です。車速制限装置(60km/h)も付いています。

 けん引するトレーラは全長約13m、全幅2.99m、車重10t。積み荷は約21tで、この日の車両総重量は約41tになります。この荷を群馬県から石川県まで運びます。
 

ボルボFH6×4(写真は本誌が岡山国際サーキットでの試乗会の際に撮影したもの)

早くも国産トラックと違いを実感 

 私にとっては、今回が車庫外でボルボFHに乗る初体験でした。まず乗り込んで一番感動するのが、フロアマットの柔らかさです。見た目は普通のラバーマットですが、その下にクッション性のある素材が使われているようで、この柔らかさが国産車との違いを感じます。

 シートもクッションも上々で、内装はシックにまとまっており、これがトラックなのかと驚かされます。ステアリング左側にエンジンキーを差し込み、エンジンを始動します。始業前点検やら積み荷の確認やらを済ませてさっそく出発しましょう。

 このFHはボルボご自慢のAMT「I-シフト」が搭載されているので、シフトレバーを「D」に入れ、アクセルを踏み込めば、いとも簡単に発進します。
 
 やはりパワーにゆとりがあるのか、41tの車体が動き出すのになんのストレスも感じません。それは、ときどき後方を確認しないと、荷台を置き忘れてしまったのではないかと錯覚するほどの軽快さです。変速も極めてスムーズなので、もうAMTにお任せでスイスイ走ります。

最大の難所・碓井峠越えで実力検証

 車庫から1時間ちょっと走ると、最大の難所ともいえる国道18号線碓井バイパスの上り坂があります。

 関東から信越方面を目指すと避けては通れないこの道ですが、上り坂が10km以上続き、最大勾配は8%に及びます。おそらく全国の幹線国道で最難所ではないでしょうか。

最大の難所・碓氷峠に挑む

 上り区間に入ると、さすがにシフトを「M」に入れマニュアル操作を……。でも、どうやるの!? 変速スイッチがどこにあるのかわからなくて探してしまいましたが、マニュアルの変速スイッチはシフトノブの右側にあり、親指で操作するようになっています。

 一度スイッチを見つけてしまえば操作は簡単で、この日の条件だと9速1600rpmで40km/hで安定して上ることができました。上りでは、変速の速さが際立っていて、ちょっと勾配が緩むと10速に入れることも簡単です。

 浅間サンラインは浅間山麓に穿たれた道路で、信号も少なく幅員も充分ながら大きく起伏します。上り勾配は一部マニュアルを使いつつ楽々ながら、急な下り勾配では補助ブレーキの性能に物足りなさを感じます。
 
 補助ブレーキはステアリング右側のレバーで3段あります。同じレバーにトレーラブレーキのアイコンがありますが、これは停止時しか使えないらしく、ちょっと意味不明です。

次ページは : ホテル並みの快適ベッドでぐっすり睡眠