サムライトラッカー タイユーの「フルロード」特派員だより

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ミッドアメリカトラッキングショー(MATS)レポート その2

フルロード海外特派員として2年目のMATS(Mid America Trucking Show)こと「ミッドアメリカトラッキングショー」の2回目現地取材です。トラックの修理も終えて余裕で現地ルイビルに到着。トレーラーをコンベンションセンター内の指定駐車場にドロップして身軽になり、メディアのバッジを受け取って準備中の会場入りです。

オープン前は、いたるところに運び込まれた会場準備品で足の踏み場もないのですが、入場者のいないところで出来るだけ写真を撮っておきたいのと、各メーカーのニューモデルのめぼしをつけるのに格好の時間帯です。

入場してすぐに気づいた今年の雰囲気の違い。それはトラックメーカーが垂れ幕を用意していて、メディアの事前取材に先手を打ってきていることで、これは昨年のMATSとは大きな違いです。

それに気がついたのは、会場に入ってすぐに張り巡らされたKenworthのたれ幕です。22日の会場オープンまでは新車のニュースタイルはマル秘。Navistarにいたっては、会場の4分の1ほどを貸し切って、まずはナビスターディーラーだけのマル秘公開です。

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Kenworth

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Navistor

そんな会場の準備風景をさ迷って、ふと気になって足を止めたのがDaimlerのアメリカ子会社Freightlinerのど真ん中の展示場にあった、これ見よがしに衣を着せられていた2台の展示物です。

今年は、各社とも力の入った新車発表のようですから、ダイムラーも負けじと新車発表かと思いながら写真を撮っていたら、静かに近づいてきたアジア系の青年。ジャスティンですと言いながら笑顔に満面に握手に手を差し伸べてきました。自分も即座に手を差し伸べて、日本の「トラックマガジーンのリポーターです」と握手を交わしました。

実はこの垂れ幕に覆われた2台のトラックは、この青年がデザインしたダイムラーが誇るコンセプトトラックだったんです。

ダイムラーのエンジニアとして9年、ハワイ生まれの中国系3世は、自分を同じアジア人のトラック雑誌のリポーターと知って、ベールを脱ぐまでまだ2日もあるマル秘のコンセプトトラックを話を気さくにしてくれました。多くのことは、出席予定のダイムラーのプレスカンファレンスで知ることができるのですが、同じアジア人としての民族話に話が及んで、ああだこうだと話題が尽きなく、あっと言う間に1時間ほどが過ぎました。

今日は、ベールにつつまれたジャスティンの作品しか紹介できませんが、プレスカンファレンス後のダイムラー・コンセプトトラック、ジャスティンのアメリカンドリームトラックをお楽しみください。

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Dimler  Justine

OTR=Over The Road アメリカを走る長距離トラッカー

If It Is To Be, It Is Up To Me 明日の喜びは自らの手で

アメリカン・トラック野郎 タイユーは走る
http://blogs.yahoo.co.jp/taiyuusa
ツイッター @taiyu_usa

 

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