元ベテラン運転手 トラさんの「泣いてたまるか」 No.36

元ベテラン運転手 トラさんの「泣いてたまるか」 No.36
トラックドライバーの誇り その34
ドライバーに体調を聞くというのは責任転嫁であると書きましたが、その意味を本当にどれだけの配車係が理解して読んでいただいたのだろうか。ちょっと心配になるくらい恒常化していることなのです。
責任転嫁だといっても、法的には何ら効果がないのは知っているはずです。ただ、自身が配車に困った時に、運転手が納得したからと、自分や上司に対する言い訳でしかないのではないでしょうか。
また何かの時に、ドライバーに対して「おまえが走れると言ったじゃないか」と、逆に立場の弱い相手を責める口実でしかないはずです。それが責任転嫁だと言っているのです。
無理を承知で走らせておいて、「本人が走ると言ったから」では通じないのです。
しかし、無理を承知で走りたがるドライバーは数多くいる。それで、何やら錯覚しているのではありませんか?
次回はそれに触れたい。
トラさんのブログ「長距離運転手の叫びと嘆き」
http://www.geocities.jp/boketora_1119/
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