トラッカーのための「タイヤ知ってお講座」 その5
軽点マーク
▲いきなり画像ですが・・これ満月の画像ではありませぬ。(笑)
これ・・・軽点マーク(読み:けいてんまぁぁく)っていいます。
建設用タイヤのでっかいやつ、フォークリフトのタイヤ、農機具等のタイヤを除くほとんどにタイヤに付いています。
メーカーさんの悪戯描きじゃぁ~ありません!
タイヤの横のセリアルナンバーがある方(トラッカーのための「タイヤ知ってお講座」 No4参照)に付いています。
で、
こいつは何者なのか・・・・これはね・・・読んで字のごとくタイヤの中で一番軽い場所なんですねぇ~!
ではなんのために???
それは・・・ホイールと組み付けた場合にバランスが良くなる様に組み付けるためなんですね。
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▲このような位値関係で組みつけられます。
タイヤの一番軽い所(軽点マーク)とホイールの一番重い所(ホイールの材の重さが均一というのが前提で、バルブが付いている分重い)で組み付けると「理論上」はバランスが良いとされます。
それと・・
この軽点マークのある方(タイヤサイドの片方にしかこのマークはありません)を我々タイヤ屋は「オモテ側」と呼びます。上の画像のようなホイールの向きをやはりオモテ側と呼び、トラックならば、リアの内側、フロントが「オモテ組み」でリア外側は逆なので「ウラ組み」なんて言い方をしていますね~!
タイヤ屋によって違いますが、この組み付け時に全て「ホイール表側」+「タイヤ表」で組む方法とフロント、リアを「ホイール表側」+「タイヤ表」、リア外側のみ「ホイール外側」+「タイヤ表」で組む方法があります。どちらが正解というのは無いのですが、リア外側にタイヤの表側が来るとセリアルナンバーが表に来ていますので、後々管理がやり易い・・・ということぐらいでしょう・・か?
乗用車のように全輪バランスを取る・・・なんてことが少ないトラックタイヤですのでこの辺はアバウトかもしれません~!
まぁ・・・タイヤの点検時に見ていただくと、この軽点マーク、バルブの位値に・・きっと・・・・、たぶん・・・・おそらく、あると思います。もし・・・・万が一・・・位値がずれてても、とくにきっちりした決まりごとではないので~タイヤ屋さんを攻めないでくださいねぇ~!
アクマデモ、理論上のお話なんで(笑)。夜露死苦っす!!!
http://68607323.at.webry.info/
「測定屋、ときどきタイヤ屋、絵描き屋の日記」
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