多賀まりおの「ハミ出しフルロード」
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寄稿・連載
三菱ふそう新中型路線バス「エアロミディ」試乗記 その2
新型は、外観の意匠は従来とほとんど変わりませんが、DPF+尿素SCRによる後処理装置、ダイムラーグループの「Blue Tecシステム」を採用して平成22年ポスト新長期排ガス規制適合を図った6M60T3型エンジンを搭載しています。
尿素SCRは、NOxを窒素と水に還元して無害化する触媒の一つです。一般にエンジンの燃焼効率の高い領域では燃焼温度が高く、燃費低減を図れる一方でNOxの生成量が増えてしまう。しかし高い還元力を持つ後処理装置、尿素SCRがこれを許容することにより低燃費化と排ガス浄化を両立させたのが同システムの大きな特徴です。同車は実用燃費を向上させるとともにクラス初となる平成27年度重量車燃費基準を達成しました。(つづく)
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