岡雅夫の「働くクルマ」のショートエッセイ 第45回

岡雅夫の「働くクルマ」のショートエッセイ 第45回

フランクフルトショーを視察してきました その⑩

フランクフルトショー視察の最終回です。実は、フランクフルトショーを前回視察したのは2001年なので10年ぶりである。前回は、ちょうどプレスデイの夕方に会場で9.11同時テロを経験した。隣りのタワーは閉鎖され、物々しい雰囲気の中、翌日には早くも献花台が会場入口に設けられたことが記憶に生々しく残っている。その時との比較になるが、大きなショーではどうしても乗用車メーカーが目立ってしまうのだが、今回は部品メーカーも相当頑張っていた。従来以上に立派なブースを設けた出展者も見受けられ、以前のように目立たないホールに入れられる(配置される)ならば出展を諦めるといった声もあったため、大きな面積を取得する出展者は乗用車メーカーに近い場所に配置するような配慮がなされていた。ちなみに今年の東京モーターショーでも同様の配慮をした会場レイアウトにしている。さらに用品など販売を目的とした出展は、人通りの多い屋外に配置し、以前の1号館よりはるかに分かりやすくなっていた。歴史あるショーだが、細かい部分でマイナーチェンジを繰り返し、さらに充実したショーになっていることを実感して帰国の途についた。(以下、写真は部品メーカーの各ブース)

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(社団法人日本自動車工業会モーターショー室長)

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