ゴールはサンタモニカ
キングマンからI-40でさらに東へ70キロほど走ると、ロッキー山脈から流れてくるコロラド川にさしかかり、川を渡るといよいよカリフォルニア州。と言ってもこの近辺は広大なモハブ砂漠の真っ只中です。真夏の日中は45℃を越え、湿度5~10%の砂漠をひたすらに東へ向かい、フリーウェイ南側にやっと見えてくるのが「BAGDAD」とかかれた給水塔です。
50番出口で降りて2~3キロほど戻ると、映画「Bagdad Cafe」の撮影で有名になったレストランが、今でも通りすがりの旅行者が立ち寄れるように営業しています。
「Bagdad Café」を楽しんだ後、さらにI-40を東に走り、バーストーからI-15に乗り換えて南に向かいます。次の町ビクタービルを過ぎると、トラッカー泣かせのバーストー坂。この急坂を一気に下りて、今度はI-10を東に……。
オンタリオを抜けて、ロサンゼルスのダウンタウンに向かいます。1時間ほどI-10を走り、ロスのダウンタウンを道路北に見ながら通り過ぎ、さらに20~30分ほど走るとI-10のほぼ終点の出口1B。そこを降りるとオリンピック通り、そして最初の交差点を横切るのがリンカーン通り。そうです、このオリンピックとリンカーンの交差点がルート66のゴールです。
現在は、この近辺がサンタモニカダウンタウンのほぼ中心部ですから、交通量も多く、ゆっくりと写真を撮っていることもままなりませんが、サンタモニカビーチでシカゴから一気に走ってきた旅の疲れをビーチで癒すのも一興ではないでしょうか。
シカゴからサンタモニカまで、RT66を写真と共にお楽しみいただきましたが、今回で終了させていただきます。次回からは「アメリカ OTR 百景(仮称)」と題しまして、全米を走りながら思うこと時の話題などを、写真を中心にお楽しみいただければと思っております。
アメリカン・トラック野郎 タイユーは走る
http://blogs.yahoo.co.jp/taiyuusa