岡雅夫の「働くクルマ」のショートエッセイ 第26回

岡雅夫の「働くクルマ」のショートエッセイ 第26回

<ニューヨーク・オートショー> その1

4月22日から5月1日までアメリカ・ニューヨークで「ニューヨーク・オートショー」が開催された。それに先立ち、プレス公開日の4月20日と21日に視察してきたのでご紹介しようと思うが、私にとっては、まずはニューヨークへ行くこと自体が大変だということからお話したい。

成田空港から直行便に乗れば、あとは旅客機が連れて行ってくれると言ってしまえばそれまでだが、狭いエコノミークラスに詰め込まれ、「飛行時間は12時間20分を予定しています」とアナウンスされて、まず「遠い!」と気が滅入る。飛行機は乗り込んでから動き始めるまで20分、それから滑走路まで20分…、ようやく飛び立つ。それらの時間を加算すると、実に13 時間である。さらにニューヨークの狭い空港で最後はトラクターに引っ張られてタラップまで25分、降りてから税関を通り抜けるまで丸1時間。成田に2時間前までに入っているので、自宅から成田への移動時間2時間を加えると、やれやれ18時間半かかって、やっと空港を出られる。

そこからタクシーで市内のホテルまで45分。チェックインに1時間待ち、ホテルの部屋に入ったのは実に20時間以上経っている。朝7時に家を出て27時、つまり夜中の3時に到着するのだ。現地時間はその日の夕方4時なので、夕食を食べて寝るのは日本時間で朝の9時…、これでは疲れていてもなかなか眠れない。やはり地球の裏側はあまりにも遠いのです。

それでも翌日は朝一番から仕事です。7時半にはショー会場でプレス・カンファレンスが始まるのです。9時からは各社のプレス・ブリーフィングが始まり、1社20分で自社の新商品を中心にPRします。アメリカの特徴は、現地のメーカーのトップが演台もなしに両手を広げて語りかけ、時には片方の手をポケットに入れてカッコを付けて喋ることです。別に原稿を暗記しているわけではなく、原稿はスピーカーの視線の先に左右に大きなモニターがあって、そこに流れる文章を読んでいるのです。そして後方から新型車が舞台正面に自走して登場する演出です。やはり動きがあるとリアルに感じられてよいと思います。

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プレス・カンファレンスでは自動車メーカー・団体11社から米国赤十字に300万ドルの義援金が寄贈された。
 

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GM(ゼネラルモータース)のプレス・ブリーフィング。早々と2013年モデル新型車のシボレーマリブが発表された。
 

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市内中心部には「がんばれ日本」のメッセージが…。
 
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ニューヨーク・オートショー会場。ニューヨーク中心部に近く、ハドソン川沿い。
 
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この夏公開の映画、トランスフォーマーをPRする場面も…。

(社団法人日本自動車工業会モーターショー室長)

 

 

 

 

 

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