牡鹿半島の西側にある小網倉浜は、比較的波が静かな入り江の集落です。カキの養殖が盛んな漁師町ですが、3月11日、ここにも津波はやってきました。ゴールデンウイークには、日本財団の学生ボランティア達が流木やロープ、漁具などの撤去作業に精を出しましたが、まだまだ復旧できたとは言えない状況です。そんな小網倉浜ですが、見上げれば、コンクリート製の通信塔から伸びたロープに鯉のぼりや大漁旗が括元気に泳いでいます。聞けば、小網倉浜の復興を願って有志の人たちが括りつけたそうです。この鯉のぼりは、被災地の各地で見ることが出来ます。復興への思いを託した力強いシンボルなんですね。
小網倉浜に到着したGクラス/ゼトロス/ウニモグ
ウニモグは強力なウインチを装備
さて、小網倉浜に到着したゼトロス、ウニモグ、Gクラスの3台は、いよいよ復旧作業を開始。ローダークレーンを装備したゼトロスは、早速クラムシェルバケットで瓦礫を掴み、撤去作業に入りました。ちなみにオペレーターは地元の人で、まだ左ハンドルには慣れていないものの、ドイツからの温かい支援に感謝の念を込め、力強く作業しています。