救援ルートの啓開に挑んだ東北地方整備局の戦いについては、3月30日のブログでもご紹介したが、その東北地方整備局とJTF-THが「がんばろう!東北」活動を始めたので、ご紹介したい。
ちなみにJTF-THとは、ジョイント・タスク・フォース、すなわち救援活動をさらに強化するため、3月14日に結成された陸・海・空の各自衛隊を1つの指揮系統とする統合任務部隊のこと。THは東北を意味し、指揮は君塚栄治東北方面総監(陸将)が執っている。災害救援任務にあたるため「災統合任務部隊」とも呼ばれる。
このJTF-THと東北地方整備局とは、発災直後から協力して、道路啓開やガレキ処理などにあたってきたが、地震・津波から2週間が過ぎ、被災された地元の人々の間にも明日への前向きな力が戻りつつある。この気運を応援するため、現地で復旧・復興活動を実施している両組織が一体となって、3月30日より「がんばろう! 東北」を合言葉に東北地方にエールを送ることにしたもの。
「がんばろう!東北」の合言葉をホームページやヘルメット、車両等に貼り付けることにより、「東北地方太平洋沖地震」の被害にあわれた東北の人々に希望のハートを届けるとともに、復旧・復興活動にあたる隊員、職員の士気を高揚するもので、会社や個人でも、自由に参加できる。すでに東北大学や東北地方の国の出先機関、JR東日本等31 団体が賛同し、共に進めていくことになっている。
賛同する人は東北地方整備局ホームページの「がんばろう!東北」ページ(下記参照)に掲載している印刷用データをダウンロードし、いろいろなサイズでプリントしてステッカーにしたり、ホームページに貼り付けたりして使ってください。もちろん無料、許可も不要です。