今回のIAA国際商用車ショーで、そのほかに目についた傾向としては、ダンプに代表される建設車両の出展があります。中でもボルボとルノーが力を入れていましたが、特にFMの派生車種として新たに登場したボルボFМXは、ボルボ・トラックブースの目玉的存在として注目を集めていました。
ところで今回のドイツの取材旅行では、キャップは木口小平のラッパのようにカメラを片時も離さず(古い!)、例の唐草模様でカモフラージュした覆面トラックのスクープ写真を2回ほどモノにしていますが、そのうちの1台は、明らかにベッセルを架装した中型ダンプでした。ヨーロッパのトラックメーカーは、忙しいとなかなか手の回らない建設車両などの派生車種に関して、ユーロ5とユーロ6の谷間の「農閑期」の今のうちに手を入れておこうという考えなのかもしれません。