フィンランドの冬は厳しい
エスカレート・コンソーシアムは他にも構成や動力が異なるトラックを欧州各地で試験している。シス・エスカレートはその中でも最も重く、最も長い車両となり、フィンランドの冬を考えれば気候条件も最も過酷だ。
それゆえに、新しい構成の大型トラックが実際の走行条件でも運行できることを実証するというプロジェクトの目的に、最も合致した車両でもある。
シス・オートの開発責任者であるペトリ・カナネン氏は「シス・エスカレートは市場投入を目指した車両ではありません。ここで得られた知見を、製品開発やソリューションの最適化に活用します。エネルギー管理システムは走行距離を最大化するのに役立ちます。結局のところ、水素は高価な燃料ですから」と話している。
また、IONCORの技術開発担当シニアマネージャー、ユーソ・ケルッカ氏は「交通の電動化ではバッテリーが重要な要素となっています。このトラックを通じて、リチウムイオンバッテリーは過酷な条件下でも機能するソリューションであることを証明します」と話している。
電動化だけでは対応できない領域に、プラグインFCEVというソリューションがどう対処するのか注目を集めそうだ。
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