日本人がプロドライバー世界一に!! UDトラックスが「UDエクストラマイルチャレンジ2026」決勝戦を開催

日本人がプロドライバー世界一に!! UDトラックスが「UDエクストラマイルチャレンジ2026」決勝戦を開催

 UDトラックスは10月21日、22日の2日間、世界各国のUDユーザーが集うトラックドライバーコンテスト「UDエクストラマイルチャレンジ2026」の決勝戦を、埼玉県上尾市の上尾工場内にあるUDエクスペリエンスセンターで開催した。今回はどのような大会となったのか、レポートしていこう。

文/トラックマガジン「フルロード」編集部、写真/「フルロード」編集部・UDトラックス

「UDエクストラマイルチャレンジ2026」決勝戦の概要

「UDエクストラマイルチャレンジ2026」のクオン部門に出場したメンバーと各国の応援団の皆さん
「UDエクストラマイルチャレンジ2026」のクオン部門に出場したメンバーと各国の応援団の皆さん

 UDトラックスのトラックドライバーコンテスト「UDエクストラマイルチャレンジ」は、国内外のUDユーザーから世界一のプロドライバーを決める大会である。2014年から開催されてきた同大会は、今回で第8回を迎えた。

 16カ国で予選が開催された今回の大会では、日本、香港、シンガポール、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカの6カ国がクオン部門にエントリーした。

 また、クエスターの販売地域であるマレーシア、フィリピン、インドネシア、ケニア、エクアドル、ベトナム、タイ、カタール、UAE、サウジアラビアの10カ国がクエスター部門にエントリーした。

クエスター部門の運転競技の様子
クエスター部門の運転競技の様子

 日本代表としては、国内予選を兼ねて開催されたドライバーコンテスト「THE ONE」の2025年大会で優勝した秋山和範氏(鈴与カーゴネット静岡)と、2026年大会で優勝した宮本秀教氏(柳井産業運輸)の2名が出場。

 両氏が出場するクオン部門は7名、クエスター部門はサウジアラビアの選手が欠場したため9名となり、総勢16名のドライバーが上尾工場内のUDエクスペリエンスセンターで競技に臨んだ。

「UDエクストラマイルチャレンジ2026」の競技内容

 競技は「日常点検競技」と「運転競技」があり、運転競技では「燃費効率と安全運転」「運転・駐車技術」の2つの分野でドライバーのスキルが評価される。

 日常点検競技はトラクタ単体を使用し、制限時間10分以内に点検項目をチェックするとともに、UDトラックスが用意した不具合箇所を見つけ出すというもの。

日常点検競技に挑む南アフリカ代表カギソ・セウナネ氏
日常点検競技に挑む南アフリカ代表カギソ・セウナネ氏

 いっぽう、運転競技では10トンのダミーウエイトを積載したトレーラ連結車で約1.1kmの外周路を4周し、道中に設けられたテニスボール通過競技や車庫入れなどの課題走行に挑む。

 テニスボール通過競技は、日本予選の「THE ONE」から導入された課題で、平行に配置されたテニスボールの間を車両のタイヤ(今回は左側のみ)をすべて通過させるという競技だ。

 さらに、運転競技では、無線機器を用いて制限速度を管理するとともに、燃費も計測。また、競技後には荷台に置かれたボウルからこぼれた水の計量のほか、車庫入れ競技では、車両をどれだけ真っすぐに、かつ壁際に寄せて停車できたかも計測され、運転スキルの評価が行なわれる。

テニスボール通過競技の様子。ボールに接触してしまうドライバーも多かった。写真は香港代表ホー・キン・ハン氏
テニスボール通過競技の様子。ボールに接触してしまうドライバーも多かった。写真は香港代表ホー・キン・ハン氏
車庫入れに挑むニュージーランド代表のサミュエル・アレクサンダー・ペロシ氏
車庫入れに挑むニュージーランド代表のサミュエル・アレクサンダー・ペロシ氏

4年ぶりに日本人が優勝

 日本代表として出場した秋山氏、宮本氏の両名は、ともに高い運転技量を披露。両部門を通じて4名しか成功できなかったテニスボール通過競技も、2人そろってクリアしている。

 とくに秋山氏は、車庫入れ競技でも壁際からわずか数センチの位置にピタリと停車するなど、卓越した運転技術を披露。

 最優秀運転技量賞を受賞したほか、総合得点でもトップとなり、2022年大会以来、4年ぶりに日本人選手がクオン部門で総合優勝を果たした。また、宮本氏も日常点検競技で結果を残し、最優秀走行前点検賞を獲得した。

 なお、クエスター部門では、インドネシアのクリサント・デ・ソウザ・サンチェス氏が総合優勝に輝き、秋山氏と並んで最優秀選手に冠される「Ultimate Driver(究極のドライバー)」の称号が贈られた。

日本代表として出場した秋山和範氏(右)と宮本秀数氏(左)。秋山氏はトレーラ運転手歴28年のベテラン。宮本氏のトレーラ運転手歴は1年ほどという対象的なお二人
日本代表として出場した秋山和範氏(右)と宮本秀数氏(左)。秋山氏はトレーラ運転手歴28年のベテラン。宮本氏のトレーラ運転手歴は1年ほどという対象的なお二人

【クオン部門総合優勝・秋山和範氏のコメント】
「たくさんの方の応援を力に変えて、優勝を勝ち取ることができ、大変嬉しく思います。この大会への参加を通して得られた経験は、人生において大きな財産です。本当にありがとうございました」

秋山氏と鈴与カーゴネット静岡の応援団の皆さん
秋山氏と鈴与カーゴネット静岡の応援団の皆さん

【クエスター部門総合優勝・クリサント・デ・ソウザ・サンチェス氏のコメント】
「2年前の国内予選で、私は準優勝に終わりました。しかし、その時、決して諦めないと心に誓いました。そして今、インドネシア代表とグローバルのUltimate Driverの両方を勝ち取ることができ、この瞬間をとても特別なものとして迎えています」

クエスター部門で総合優勝を果たしたインドネシアのクリサント・デ・ソウザ・サンチェス氏
クエスター部門で総合優勝を果たしたインドネシアのクリサント・デ・ソウザ・サンチェス氏
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