いすゞ自動車:ギガ改良モデルでフロントデザイン一新!
いすゞは、10年ぶりにフロントデザインを一新した大型トラック「ギガ」、革新的な縦型フレームシャシーを用いるコンセプトモデル「VCCC」、参考出品車として大型BEVバス「エルガEV」のレベル4自動運転実証車を世界初公開。また、西展示棟の主催者メイン展示『Tokyo Future Tour 2035』で、大型燃料電池バス「エルガFCV」を世界初公開しました。
【市販車】ギガ
プレスデー初日の10月29日に発表した大型トラック「ギガ」(藤沢工場生産車)の一部改良モデル。現行型ギガ初のフェイスリフトで、フラッグシップにふさわしい「THE ULTIMATE(究極の/最高の)」をテーマに、いすゞの新ブランドアイデンティティ『ワールドクロスフロー』を表現した。ヘッドライトユニットの変更による精悍な表情が魅力的である。展示車は、国内ではいすゞのみが展開している車両総重量25トン低床6×4後輪エアサス車型のCYY。
【コンセプトモデル】VCCC(バーチカルコアサイクルコンセプト)
これからの時代の『運ぶ』を考えたコンセプト。「バーチカルコア」と呼ぶ縦型フレームシャシー、キャビン、荷台をすべてモジュール化。その時々で必要な形態に組み合わせることで、様々なトラック物流ニーズに対応する。
【参考出品】マルチフューエルエンジン
ひとつのディーゼルエンジンプラットフォームから、軽油、天然ガス、水素、バイオ燃料、合成燃料に対応したエンジンを派生するコンセプト。フォワードやエルガでお馴染みの中型4気筒ディーゼルエンジン・4HK1をベースに、燃料種別ごとにシリンダヘッドと燃料供給系、着火系を変更する以外は、ディーゼルエンジンのシリンダブロック、クランクシャフトなどの基幹コンポーネントを共用するというコンセプトである。
【参考出品車】エルガEV 自動運転バス
神奈川県平塚市で行なわれている自動運転路線バスの実証実験において、この10月から新たにレベル4自動運転機能の実証試験がスタートしている。運行そのものは運転自動化レベル2相当で行なわれるが、搭載システムはレベル4相当に進化している。これは日本の自動運転システム企業ティアフォー社が開発を進めているもので、カメラ、LiDAR、ミリ波レーダーなどを組み合わせたセンサーフュージョンシステムと、その検知した情報をドライブトレーンに反映させる制御システムから構成されている。
【参考出品車】エルガFCV
いすゞとトヨタが共同開発する大型FCEV路線バス。エルガEV都市型モデルをベースにトヨタのFCシステムと水素タンクをルーフに搭載する。2026年度からの生産を予告している。
UDトラックス:最新排ガス規制適合の海外向け大型モデル!
UDトラックスは前回と同じく、いすゞとの合同ブースでの出展。新興国向け大型トラック「クエスター」のEuro-IV排ガス規制適合モデルを世界初公開しました。
【参考出品】クエスターGWE 2026年モデルEuro-VI適合車
常連の人気モデル・クエスターは、東京モーターショー2013で初登場した時にはEuro-II(2)適合だったが、わずか12年で世界で最も厳しい排出ガス規制・Euro-VI(6)適合モデル(欧州現行のEuro-VIステップEではなくステップB相当)が現れた。グレードアップした内外装もポイントである。展示車は3軸6×4駆動セミトラクタ車型のGWE。エンジンは460PS・10.8リッター直6のGH11型で、進化した12段AMT・ESCOT-E IIと組み合わせる。






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