クラストップの積載量&投入口の低さを実現! モリタエコノスのEV塵芥収集車に「エルフEV」向けが登場

クラストップの積載量&投入口の低さを実現! モリタエコノスのEV塵芥収集車に「エルフEV」向けが登場

 モリタエコノスは2025年7月30日、EV回転式塵芥収集車「eパックマスター」およびEVプレス式塵芥収集車「eプレスマスター」の「エルフEV」向け架装を発売したと発表した。

文/トラックマガジン「フルロード」編集部、写真/モリタホールディングス

EV塵芥収集車にエルフEV向けのラインナップを追加

回転式塵芥収集車「eパックマスター」
回転式塵芥収集車「eパックマスター」

 同社は2023年にEV塵芥収集車の販売を開始。今回は、いすゞ自動車が発売中の小型EVトラック「エルフEV(塵芥車用シャシー/ZAB-NMR48AM-EE5APYS-JEV)」向けの架装物を新たにラインナップに追加したものだ。

 荷箱や装置類は基本的にディーゼル車用と共通。構造を極力変更せずに設計しているが、キャブバックのePTOや下回りのバッテリー配置の兼ね合いで、荷箱のサイズや一部部品の取り付け場所が変更されている。

 電力は駆動用バッテリーから供給され、走行時/作業時とも完全電動のため、地下集積場など空気が堆積しやすい環境でも安心して作業できる。また、EVならではの静粛性で、夜間や早朝の収集作業も静かに行なえる。

 eプレスマスターは、重量配分の最適化により、エルフEV向けのプレス式塵芥収集車としてクラストップの最大積載量2000kgを実現した。

 また、eパックマスターおよびeプレスマスターともに、EV塵芥収集車としてトップクラスの投入口地上高の低さを実現(2025年7月同社調べ)。作業者の負担軽減に寄与する。

 同社塵芥収集車の特徴であるハイマウントリアパネルもディーゼル車用と共通。後部灯火器類の視認性の良さや、軽量化された後部扉、積み込み性能等、従来のディーゼル車用同様に安全面と作業効率を考慮した設計となっている。

 なお、販売予定価格はリース販売のため非公開。初年度販売目標は5台となっている。

●主要スペック
モデル名:eパックマスター/eプレスマスター
荷箱容積:4.4立方メートル/4.0立方メートル
投入口地上高:約710mm/約750mm
最大積載量:約2000kg/約2000kg
車両全長:約5320mm/約5320mm
車両全幅:約1850mm/約1850mm
車両全高:約2200mm/約2300mm

【画像ギャラリー】モリタエコノスが発売したeパックマスターとeプレスマスターのエルフEV向け架装(2枚)画像ギャラリー

最新号

【特集】さらなる飛躍へ スカニアSUPER フルロードvol.57 本日(6/10)発売!!

【特集】さらなる飛躍へ スカニアSUPER フルロードvol.57 本日(6/10)発売!!

自動車雑誌ナンバーワンの「ベストカー」が自信をもってお送りする本格派のトラックマガジン!! 今号では…