トラックフレームに載っていた『大型商用車向け』
第3世代FCシステムでは、商用車向け・乗用車向け・汎用向け(建機向け・鉄道向けで、バス向けも含まれるという)の3種を設定し、それぞれでさらにバリエーションを展開していくようだ。例えば商用車向けには冒頭のとおり、小型FCトラック用と大型FCトラック用を展開する予定だが、出力やユニットサイズは当然異なってくる。
もちろんFCシステムの性能に直結する新開発(=第3世代)の燃料電池スタックは共用で、各用途と出力(スタック数)にマッチした補機類とともにパッケージングを最適化、搭載対象の車両に容易にマウントできるユニットとして、各々供給していくスタイルになるという。
第2世代では、基本的に搭載車両に応じて乗用車向けユニットの制御や補機類の配置を変更、さらに要求出力によってはスタック(と補機類)を増やす形だったので、第3世代は大幅に個別化と最適化が進められるといえるだろう。
初公開された第3世代システムの『大型商用車向け』は、大型トラックのラダーフレーム上にマウントしたイメージで展示されていた。その前後左右天地のサイズは、現在の大型ディーゼルエンジンに近いもので、展示用フレームの組幅も実際の大型トラックと同じ(トヨタ関係者)とのことだった。
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