「サーキュラーエコノミー」のカギは中古トラック!? ルノーからスペシャルシリーズの「Tレッド」登場!

ダイナミックなデザイン

「サーキュラーエコノミー」のカギは中古トラック!? ルノーからスペシャルシリーズの「Tレッド」登場!
インテリアでも車名の通りレッド(赤)を各所に配している

 中古トラックとはいえ、Tレッドはメーカーのデザインチームによって特別にスタイルされたプレミアムな仕上げが際立っている。

 ボディワークではグレーのグラデーションと、ルノー・トラックスのブランドを示す赤を採用した。フロントのデザインを左右非対称とするとともに、ダイナミックなラインをサイドにも配し、新しいルノーのロゴを際立たせた。

 こうした細部へのこだわりはインテリアにも及んでいる。ブランドのカラーコードはここにも再現されており、ステリングとシートのステッチのほか、フロアマットのトリムも赤で縁取られている。

 ダッシュボードでは空調の吹き出し口、メインディスプレイのホーム画面などが赤となっており、ブーメラン型のダッシュボードトリムとドアの内側は印象的な赤とグレーのパターンだ。

 この特別なシリーズの名前であり、モチーフであり、色でもある「RED」を表示する銘板が車両上部に取り付けられ、外部からも視認できる。こうした改装はフランスのブール・カン・ブレスにあるルノー・トラックスのハイレンジ・トラック適応センターで行なわれている。

循環経済をサポートする革新的なアプローチ

「サーキュラーエコノミー」のカギは中古トラック!? ルノーからスペシャルシリーズの「Tレッド」登場!
フロントのデザインは、ラインやカラーなどを左右非対称として印象的に

 ルノー・トラックスは、中古トラックの利用と中古パーツの再利用の両方を重視しているが、「Tレッド」は同社の循環経済に向けたアプローチを完璧に体現しているという。

 Tレッドのトラクタ系は、少なくとも100万kmの走行に耐えるように試験・製造された排気量13Lのエンジンを搭載し、中古トラック工場のチームにより徹底的に再調整が行なわれている。メーカーは厳格な工業プロセスに従い、積極的に中古部品や再生産品の利用を奨励している。

 ハードウェアとしては中古だが、エンジンとギアボックスに対してはソフトウェアのアップデートを行なっており、燃費効率の向上のほか、安全機能が追加されている(ベンドライト、負荷インジケータ、フリートのブレーキ管理など)。

 こうした循環は、新しいコンポーネントの製造に係るCO2排出を減らすと同時に、ルノー・トラックスの車両が長持ちし、持続可能であることを示す好例ともなるだろう。

 長期間トラブルなく使用できるようにTレッドには最大24万km、または24カ月の保証が付属する。このメーカー保証はルノー・トラックスの1100を超えるサービスアウトレットからなるネットワーク全体で有効だ。

 また、一部の車両はコネクテッド・メンテナンス・サービスの対象となり、車両が使えないダウンタイムを事前に計画し、長期にわたり最適な運用を確保することができる。

 ルノー・トラックスのTレッドは欧州全域でルノーの認定中古トラックネットワークを通じて入手可能となる。

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