長大化を加速させる欧州のトレーラ最新事情に迫る!

■連結全長34.5m、GCW76t 欧州で初のHCT導入国となったフィンランド

フィンランドのHCT実験車両で、3軸セミトラクタ+2軸コンバータドーリ+3軸セミトレーラという編成で連結全長33.78m、GCW75tを実現。ドライバンボディの容積は約220リューベあり、25m級のLHVに対して約35%の容積アップを実現する

 フィンランドもまた、1970年代から大型コンビネーション車両を運用してきた北欧国。1995年には連結全長25.25m、GCW60tのLHVを正式認可。2015年には、スウェーデンのDUO2プロジェクトを参考に製作された連結全長33.78m、GCW75tのHCTが正式に認可されている。

 また、これとは別に、木材輸送と海コン輸送でGCW80~90t超のHCTを区域限定で運行する実験も行なわれており、2019年1月には連結全長34.5m、GCW76tのHCTが欧州で初めて認可された。ちなみに、同車両のGCWは88tまで拡大される方針だ。

2017年に導入されたHCT実験車両で、3軸セミトラクタ+4軸セミトレーラ+2軸コンバータドーリ+3軸セミトレーラという編成で連結全長34m、GCWはなんと100tを実現する。重量級のHCTを導入しているフィンランドでも特に重たいクラスのHCTだ

 なお、欧州の連結車の多くはEMS(Euro Moduler System)という規格に準じて製作されている。同規格は、車両の主要コンポーネンツをモジュラー化することにより、さまざまな編成を実現するもの。EMSは、LHVやHCTの実用化で大きな役割を果たしている。

 いっぽう、フィンランドのHCTは通常のEMS車両とは異なる規格を用いて製作されたもの。荷重を分散させるための多軸化とともに、長大規格を活かした超々々ロングボディを採用するなど、かなり特徴的なスタイルとなっている。

【画像ギャラリー】この長大さは圧巻!! 白夜の国からやってきた『HCT(High Capacity Transport)』に注目!!

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