■同社初の日本市場向けモデルはコンパクト&パワフルが自慢! プツマイスター・ジャパンの新型「BSF27-4・12H」
プツマイスター社はドイツに本社を置く世界的なコンクリートポンプメーカー。同社のコンクリートポンプ車は、東日本大震災に起因する福島第一原発事故における冷却水の投入で活躍したことで有名だ。
新型「BSF27-4・12H」は、同社として初めて日本市場(一部アジア市場も含む)をターゲットに開発したコンクリートポンプ車。ベース車両には、日本市場で人気の高いGVW17t前後の大型2軸シャシー採用する。
開発は日本とドイツのチームの合同で行なわれ、狭小な現場での機動性を高めるため車両全長9m以下が目標。2人乗りのスカニアシャシーは9050mmとわずかに9mを超すが、3人乗りの日野シャシーでは8960mmを実現。
また、フロントとリアのアウトリガーの設置時の幅も、それぞれ5.8m、2.6mとコンパクトな設計としている。
Z型と呼ばれる4段屈折式ブームは新開発したもので、クラス国内最長となる最大地上高27mを実現。最大吐出量は低圧時で82立方メートル/h、高圧時で11立方メートル/hとパワフルだ。
同社はこれまで国内市場では46m級、38m級、36m級、32m級、28m級をラインナップ。新型はそのボトムレンジを担う存在として、圧送能力と機動性を両立。都市部など狭小な現場に対応するユーティリティプレイヤーとして活躍しそうだ。