日本フルハーフは、IoT技術を活用した新たなサービス「FRUEHAUF CONNECT」の販売を7月26日より開始した。
『FRUEHAUF CONNECT』は昨今、物流業界が抱えている「ドライバー不足」や「働き方改革」といった社会課題に対し、センシングやコネクテッド技術を活用することでIoTを実現し、課題解決に貢献するサービスを目指している。
今回は第一弾としてトレーラの位置情報を取得し、インターネット回線を通じてパソコンやスマートフォン上でリアルタイムにデータの閲覧及びダウンロードが可能となる「トレーラ位置管理システム」をリリースする。
これまではトレーラ単体(駆動装置を保有しない車両)ではGPSセンサーや通信ユニット用に安定した電源を確保するのが難しく、GPS情報による位置情報管理が困難だった。このたび走行時に充電可能な小型バッテリーを開発し、富士通フロンテック社製の低消費電力型GPS端末を採用することで、トレーラ単体の状態でも駐車時の位置が取得できるシステムが実現した。
さらに走行履歴と組み合わせることで稼働率の把握もできまる。またスマートフォン専用アプリによりリアルタイムでトレーラ単体の位置が確認でき、港湾や物流ターミナル等、多くの車両が停留されている場面においてもドライバーは容易に目的のトレーラを探し出すことが可能となる。
日本フルハーフは、今回リリースする「トレーラ位置管理システム」を通じて配車作業の効率化、最適な資産(車両)管理、保守品質の向上など、稼働を支えるサービスの提供を推進する。
今後『FRUEHAUF CONNECT』では位置情報管理のほか、トレーラのコンディション情報やトレーラ及びトラック荷台の稼働情報の取得など、より一層の価値を提供できるように、IoT技術を活用したサービスの開発を進めていく。さらに、これらの高度な稼働サポートに加えて、荷主・運送事業者・倉庫事業者といった多様なパートナーとのデータ連携により、物流業界が抱えるさまざまな課題の解決に貢献する仕組みの提供を目指す。
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