UDトラックス・クオンの単車系7速M/Tモデル。いすゞで生産される「藤沢モデル」のクオンである。UDのブランドアイデンティティであるヘキサゴングリルを採用するが、ヘッドライトはギガと共用
クオン単車型7速M/Tモデルのインテリア。ブラック基調の内装色もクオン上尾モデルを踏襲する
クオン単車型7速M/Tモデルのインテリア。クオンはブラック基調、ギガはブラウン基調である
3種類設定される運転席シート。左から高機能シート、ISRI(イスリングハウゼン)製ベルトインシート、標準シート
ハイルーフ車には大容量のオーバーヘッドコンソールボックスを標準装備。現行型よりも充実する部分のひとつだ
クオン7速M/T車のキャビンバリエーション。左から標準ルーフ、ミドルルーフ、ハイルーフ。全車ベッド付きのフルキャブ仕様となり、ベッドレスのショートキャブの設定はない
9.8リッター直6ターボの6UZ1エンジン。最高出力380PS・最大トルク185kgm(1815Nm)の6UZ1-TCSと、最高出力360PS・最大トルク160kgm(1567Nm)の6UZ1-TCCを設定する。ギガ360PS車には9速M/T搭載モデルがあるが、クオンには設定していない
標準装備の前方衝突警報装置(MOIS)。側方衝突警報装置(BSIS)とともにBSMを構成するADASで、近距離レーダーで車両前方の歩行者や自転車などを検知。衝突の可能性がある場合、ドライバーに対して左右ピラー部の警告灯の点灯・点滅、メーター内カラーLCDの表示、警報音の鳴動で注意を喚起する
クオン7速M/T車にはメーカーオプションでEDSS(ドライバー異常時対応システム)の装着が可能となっている
クオンCG。「CG」とはUDで低床8×4車型を意味する型式をモデル名に反映したものだが、藤沢製クオンの実際の型式は、いすゞ式の「BYJ」(エアサス車)または「BYH」(リーフサス車)である
クオンCW。「CW」とはUDで6×4車型を意味するモデル名。悪路走破性に優れた6×4車型は、写真のようにダンプ用のニーズが大きく、クオン7速M/T車でも売れ筋になるとみられる
クオンCWのカーゴ用シャシー。写真はアルミブロック平ボディの架装例
クオンCWのミキサー用シャシー。大型ミキサー車で主流の、最大混合容量4.2立方m級ドラムの架装を前提としたシャシーである
クオンCX。「CX」とはUDで低床6×4車型を意味するモデル名。なお、ベースのギガにはユニークな低床6×4のGVW25トン車が23年秋に新設され、それには7速M/T車も存在するのだが、現行型クオンに相当車型がないこともあってか、藤沢製クオンCXには用意されていない
クオンCD。「CD」とはUDで6×2車型を意味するモデル名。シャシーとしてはカーゴ用が主流だが、一般道走行をメインとする清掃ダンプなどでも使われており、クオン7速M/T車にもダンプ用シャシーを用意している
クオンCWをベースとする即納型ダンプ完成車「パーフェクトクオン・ダンプ」。新明和工業または極東開発工業が生産するUD仕様のダンプボディを架装しており、現行型と同一の最大積載量9.3トン(新明和)または9.4トン(極東)を確保する