日野自動車の前輪駆動式BEV小型トラック「日野デュトロZ EV」。写真はキャブと荷台が繋がったウォークスルーバン仕様。GVW3.5トン未満なので普通免許で運転できる
日野デュトロZ EVのルーツとなった「EZカーゴ」。東京モーターショー2011に参考出品され、その後、試作車が宅配事業者のもとでテストに供された
前軸は永久磁石式同期モーターと1段変速機(減速機)、ドライブシャフトを一体化したeアクスルを採用。国内サプライヤが開発したものだが、チューニングは日野独自で、スペックは最高出力67PS(50kW)/1550rpm・最大トルク34.0㎏m(334Nm)/500rpmとなっている
前軸サスはダブルウィッシュボーン式を採用する
後軸サスはIビームをリーフスプリングで吊るすシンプルな方式となっている
前軸以降のフレームは低床化されるとともに、組幅を車幅一杯に広げ、その内側にバッテリーを搭載する特殊なレイアウトを採用
車体左側のスライドドアを開いたところ。前軸以降のフレームの低床化により床面地上高は450〜400mmと圧倒的な低さを誇る
タイヤは195/65R16サイズを総輪に履いている
キャブと荷台は振動の仕方が異なるため締結できず、接続部をラバーシールで囲っている
キャブフロア後端部と荷台床面の段差は約200mm
ウォークスルーバン仕様の最大積載量は1000kgを確保