■陝西重汽(SHACMAN)のトラック
陝西重型汽車は、旧中国重汽集団を構成する陝西汽車製造廠として1968年に西安で設立、2000年の集団分割により陝西汽車集団として独立したもので、陝西重汽は大型トラックの開発・生産・販売事業を担っている。
旧中国重汽時代の74年から、軍用大型オフロード6×6トラック「SX250型」を開発・生産する。分割後は、経済成長の追い風もあり民生用トラック事業が拡大した。
MANの技術供与により、03年に「SHACMAN」ブランドの新大型トラック「徳龍F2000」、12年に「徳龍M3000」、14年に「徳龍X3000」を投入。
大型トラック国内シェアは4位である。
■北汽福田(FOTON)のトラック
北汽福田汽車は、北京汽車集団(BAIC)傘下の商用車メーカーとして1996年に設立さた。北京汽車は一汽と並ぶ古参メーカーで、軍用オフロード車や「北京ジープ」で知られたが、福田汽車により2002年から中大型トラック事業に参入した。
02年に、大型トラック「欧曼」を投入、メルセデスNG型キャブ、某日本車型キャブを経て、06年に「欧曼ETX」に一新。07年には小中型トラック「欧馬可」を発売した。
12年にダイムラーと提携し、中大型トラック合弁メーカー・福田戴姆勒(BFDA)が発足。同年、ダイムラー技術を導入した「欧曼GTL」が登場し、16年に改良型「欧曼EST」をハノーバーで披露した。
後発ながら大型トラック市場シェアは5位、小型トラック市場シェアは1位と躍進している。
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