トラックのリアに「G」と書かれたステッカーが貼られているのを見たことがあるだろうか? このマークは、トラックが全日本トラック協会(全ト協)の「安全性優良事業所」認定制度、いわゆる「Gマーク制度」の認定を受けた事業所の車両であることを意味している。
「G」は 「Good/よい」「Glory/繁栄」の頭文字を取ったもので、厳正な審査により高評価を得た事業所のみに与えられる安全性の証だという。Gマークは運送会社単位ではなく、事業所ごとに認定・公表されるものだ。
もう少し詳しくいうと、1999年の運輸技術審議会で「優良な事業者を認定しよう」ということになり、「全国貨物自動車運送適正化事業実施機関」に指定されている全ト協が「貨物自動車運送事業安全性評価事業」として2003年より認定・公表を行なっているもので、国土交通省が推進している制度である。Gマーク付きのトラックは信頼と安全を背負って走っているのだ。
文・写真/トラックマガジン「フルロード」編集部