初秋のドイツ トラック紀行ふたたび その12
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コラム
アウトバーンは工事個所も多く、そろそろ夕方の帰宅ラッシュなので、ところどころで渋滞も発生しています。「こりゃ8時間じゃ着かないな~」なんて声が一行から出始めたころ、バスはサービスエリアに到着。ここでしばし休憩します。
時分どきなのでしょうね、このサービスエリアにはトラックがびっしり駐車しています。途中、トラック専用の「トラックストップ」とおぼしき施設も何箇所か見ましたが、どこも満杯のようで、洋の東西を問わずドライバーはトラックの駐車場所で苦労しているんでしょうね。
トラックがいっぱい その1
トラックがいっぱい その2
ドイツのSA/PAなどの運営を行なっているのは「Tank&Rast」という会社で、ドイツの高速道路に設置された給油所、小売店、レストラン、宿泊施設の90%の営業許可を保持しているそうです。ちなみに「Tank&Rast」とは、ドイツ語で「燃料と休息」という意味らしく、いかにも直截的な社名で、ドイツらしいな~。
「Tank&Rast」は、390件のレストラン、350件の給油所、50件の宿泊施設を有しているようですが、レストランといってもファストフードだし、売店もコンビニというよりはずっと質素だし、日本のSA/PAに比べると、味気ないというか素っ気ないというか……。っていうか、日本のSA/PAが至れり尽くせりというか商魂たくましいというか、スゴすぎるんでしょね。ちなみにトイレは有料ですが、買い物をするとそのチケット分を引いてくれます。
コンビニエンスな国から来た人間にとって、ドイツという国はなかなか味わい深い国なのであります。
Tank & RastのSerwaysは、新たな食事の提供を組み込み、サービスと施設の質を向上させたそうです
そのSerwaysでファストフードで憩うメディアツアーご一行
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