浜名梱包輸送、「X One」装着のスカニアトラックを導入

浜名梱包輸送、「X One」装着のスカニアトラックを導入
昨日は、浜名梱包輸送がミシュランのワイドシングルタイヤ「X One」装着車の納入報告会を開くというので、会場となった静岡県浜松津市の「ビラックス高薗」というところにお邪魔しました。「X One」の装着事例は全国各地で増えてきているし、近く登場する三菱ふそうの次期スーパーグレートにはライン装着もされるというので、正直言ってニュースバリューはさほど無いのでは? と思われたのですが、その装着する車両というのが、おそらく日本でも初となるであろうスカニアトラックの単車で、しかもそのスカニアを販売したディーラーが、以前このブログでも紹介した日本レーシングトラック協会の会長を務める港自工の石川昌和社長(下記に関連URL)とあって、これは面白そうだと駆けつけた次第。
http://fullload.jp/blog/2011/06/post-386.php
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ビラックス高薗で行なわれたX One装着車納入報告会には地元のトラックユーザーが招かれ、熱心にプレゼンテーションに聞き入っていた
トラックのダブルタイヤをワイドシングルタイヤに替えて期待できるユーザーリットは、大略6つ。すなわち「軽量化による積載量の維持と拡大」「メンテナンスが半分=時間削減」「廃棄タイヤ削減による環境負荷削減」「パンク率低減」「運転操作性向上」「車両設計の可能性拡大」である。このうち最も大きいメリットが軽量化で、1軸で100kgの軽量化に繋がるので、6×2軸車では200kgの軽量化が期待できる計算です。
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1軸で100kg、2軸で200kgの軽量化が期待できるのがワイドシングルタイヤの最大のメリットだ
また1962年創業の浜名梱包輸送は、当初の楽器輸送を主体にさまざまな分野に業容を拡大。現在、保有車両台数は290台に達していますが、同社の鈴木猛代表取締役は進取の気象に富み、「これは!」と思うものは積極的に「実戦」に投入するアドバンスドユーザーなんだとか。今回のミシュランのワイドシングルタイヤ「X One」のスカニアトラックの装着も、まさにそんな攻めの姿勢の表われで、長年のミシュランユーザーであり、すでに2台のスカニアトラックを導入していることから、まさに満を持しての導入となったわけ。
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「X One」を履いた浜名梱包運輸のスカニアG410.。やっぱりカッコいい!
前述の石川社長は、「やはりスカニアはドライバーの憧れの的で、先に2台納めているスカニアトラクタも大変評判がいいんです、今回のクルマは6×2の単車ですが、架装の納期が延びている中、架装メーカーの浜名ワークスさんに無理を聞いていただいて、ハミックのドライウイングを架装してもらいました。最大積載量は1万2700kg取れていますから、やはりワイドシングルタイヤのメリットは大きいですね」とのこと。
ちなみに「X One」を履いたスカニアはG410で、運行ルートは浜松~群馬県。往路はアルミホイール、復路は雑貨便で、月間の走行距離は1万kmとの由。

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