初秋のドイツ・トラック紀行 その1
/
コラム
初秋のドイツから帰ってまいりました! いや~、やっぱりドイツは遠いな~。乗り継ぎや空港へのアクセスを考えると、自宅に帰りつくまでの移動時間はざっくり言って約20時間。いやはや、くたびれました! な~んて言うと、たった今、ドイツから帰ってきたみたいに聞こえるけど、ホントはもっと前に帰ってきていたんですけどね。ただ、会社で溜まった仕事を片付け、写真や資料の整理なんかしていると、時間はどんどん経ってしまう……。それに「ドイツ・トラック紀行」もリアルタイムでお届けできるようPCを持って行ったのに、ネットは繋がるけど、なぜかブログがアップできない、メールも送れない状態が続き、深夜、異国のホテルの一室でPCと格闘することに……。しかし、いくらなだめすかしてもPCもネットも頑として説得に応じず、せっかく書き上げた原稿もピックアップした写真も、リアルタイムからはどんどん古くなってしまいました(泣)。タイトなスケジュールの中、最後は捨て鉢な気になり、「もういいや、ブログは日本に帰って落ち着いてから書こう」ということになっちゃったんですね。
しかし、ドイツでの出来事は、じっくり腰を据えてご報告したいほど実に中身が濃かった。今回のドイツ訪問は、「IAA2016国際商用車ショー」の取材を主とするダイムラー・トラック/ 三菱ふそうのプレスツアーの一環で、一行は約10人のメディアやフリーライターになります。IAAのダイムラーのプレスブリーフィングでは、いの一番で世界初公開の三菱ふそうeキャンターが登場したし、その前日に火力発電所を借り切って行なわれたダイムラーメディアナイトでは、メルセデスのVision VANがルーフに搭載した2基のドローンで荷物を配達する様子を実演してみせました。また、ドイツ自動車工業会(VDA)主催のメディアナイトでは、「インターナショナル・トラック・オブ・ザ・イヤー2017」に先ごろ登場したスカニアSシリーズを選出。このほかにもIAAの広大な会場には、注目の新型車/新技術が目白押しでした。さらにIAAを離れた一行は、エイクハイムのテストコースへ。ここで待っていたのはウニモグやゼトロス、アロクスといったオフロードトラックの試乗で、60~80%の急こう配での登坂・降坂はなかなかスリリングな体験でした。そのウニモグとも縁が深く、ダイムラーでも最古参のガゲナウ工場でトランスミッションの製造工程を見学するなど、メニューは盛りだくさん。今も消化しきれていませんが、本誌「フルロード」第23号に先駆けて、ブログで追々「ドイツ・トラック紀行」をご紹介していこうと思っています。
コメント
コメントの使い方