新型ギガのテレビCM、そのコンセプトと撮影の裏話を聞いてきました

新型ギガのテレビCM、そのコンセプトと撮影の裏話を聞いてきました
初めて見たのは10月30日の金曜日、テレビ東京の「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!」の番組内CMだったと思う。連日の東京モーターショーの取材で疲れ果て、だらけた格好でいつものお気に入りのテレビ番組を見ていたわけですが、そこへお馴染みの「い~つまでも、いつまでも~」の歌が流れ、いすゞ新型ギガのコマーシャルが……。ガバッと起き上がり、テレビの前に正座して見入っちゃいましたね。30秒バージョンだったので、けっこう見応えがあり、思わず「お~、お~!」なんて叫んじゃいました。そして見終わったとたん、「メッチャ、エエやん!」(なぜか関西弁)。一発で気に入りました!
15秒バージョンのスポットCMも流れていますが、トラックのテレビCM自体が珍しい中、たぶん大型トラックのテレビCMというのは初めてじゃないかと思います。キャップは、いかにも広告代理店がつくりました的な有名タレントを使ったチャラチャラしたCMは好きじゃないのですが、新型ギガのテレビCMは、まさに大型トラックのCMらしく、新型車とともにトラックドライバーを主役に据えた真っ直ぐ骨太な訴求で、狙いがすごくよく分かる。特に聞きなれた「いすゞの歌」を合唱で聴かせる演出は秀逸ですね、トラックドライバーの連帯や誇りや喜びを感じさせ、キャップはゾクゾク来ちゃったんですね。
というわけで、「こうなったら根掘り葉掘り聞いちゃえ!」と思い、新型ギガのTVコマーシャルの制作を担当したいすゞ自販のH氏に聞いてきちゃいました。
まず、あのCMは「新型ギガ 走ろう、いっしょに。」篇というらしいのですが、そのコンセプトを紹介すると、
大型トラックのドライバーには、責任と誇りがあります。
荷主の大切な荷物を、無事に、安全に、約束通り確実に届ける。
それは誰もができる事ではない、プロフェッショナルな仕事です。
彼らトラックドライバーにとって、
21年ぶりにフルモデルチェンジを果たした新型GIGAは、
「運ぶ」ための単なる新しい道具ではなく、
新たな相棒との出会いになります。
今回のCMでは、新型GIGAの登場感と共に、
新たな相棒と次の時代を「いっしょに走る」
ドライバー達の喜びや、興奮、感動を表現してます。
颯爽と登場する新型GIGAと、「いすゞのトラック」を合唱しながら
併走するトラックドライバー達。
その歌声は荘厳であり、毅然とした眼差しには、
新型GIGAと「いっしょに走る」未来への自信がみなぎっています。
また「走ろう、いっしょに。」というメッセージには、
「経営者と共に走る」というISUZUの意志も込められています。
……というもの。
CMの撮影は、幕張メッセの大駐車場を使用して、CM撮影に1日、広告写真に1日の計2日間かけて行なったそうです。
スタッフは、トラックドライバー役の出演者52名のほか、撮影スタッフ約50名、大型クレーン車2台、カメラカーを使用した大規模な撮影を実施。
トラックドライバー役は全員プロの役者さんで、オーディションを重ねた結果、運送業界の将来を背負って立つ雰囲気を持った、若手を中心とした52名の人を選出し、出演者には一日中、実際に歌いながら行進を続けてもらうことで、臨場感のある熱気あふれる現場となったそうです。
また、リードボーカルは、ミュージシャンである浜端ヨウヘイさんに歌ってもらい、合唱は、出演してもらった52名の中から15名の人たちに歌ってもらったコーラスを収録。当日の歌唱指導には、「いすゞのトラック」を作曲した奥居 史生氏が担当したそうです。
なお以下の写真は、CM撮影時のメイキング画像です。
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