センコーは、新東名高速道路・浜松SAスマートインターチェンジ近くに、同社初のトラック中継輸送専用大型施設「TSUNAGU STATION 浜松」を2024年8月1日に開設(プレオープン)し、2025年2月1日から稼働を開始している。
この「TSUNAGU STATION 浜松」に続き、2025年10月から新東名高速道路・新富士インターチェンジ近くに第2の中継輸送施設となる「TSUNAGU STATION 新富士」をオープンする。
文/トラックマガジン「フルロード」編集部、写真/センコーグループ
「TSUNAGU STATION 新富士」の概要
センコーは、新東名高速道路・新富士インターチェンジ近くの「新富士第2PDセンター」内に、中継輸送施設「TSUNAGU STATION 新富士」を開設すると発表した。
これに先立ち、9月18日にWEB予約システムをリリースし、会員登録の受付と10月1日以降の利用予約を開始する。
同施設は、2025年2月1日に本格稼働した「TSUNAGU STATION 浜松」に続く拠点で、北関東地域と中京圏を結ぶ中継輸送拠点としての活用が見込まれる。
2025年10月1日からは、トレーラ交換やドライバー交代が可能な駐車スペースの提供を開始。さらに2026年以降には、貨物の積み替えによる中継輸送に対応するため、荷役作業や貨物の一時預かりサービスを導入するほか、「TSUNAGU STATION 新富士」に持ち込まれた貨物をセンコーが納品先へ配送するサービスも提供する予定だ(同サービスは「TSUNAGU STATION 浜松」では導入済み)。
この配送サービスの対象エリアは静岡県と山梨県からスタートし、順次全国へ拡大していく計画である。
これらのサービスは、専用WEBシステムで会員登録後、利用予約を行なうことで、センコーグループ以外の企業や物流事業者も利用できるのが特徴だ。
1.所在地 | 静岡県富士市大渕字辻畑2690-1 (新富士第2PDセンター内) |
2.開設時期 | 2025年10月1日 ※WEB予約システムリリースは2025年9月18日 |
3.設備・サービス | ・トレーラ、トラック用駐車スペース ・貨物の積み替え ※2026年~ ・荷捌き、貨物一時預かり用設備 ※2026年~ ・貨物の配達代行(静岡県・山梨県) ※2026年~ ・上記サービスを予約するWEBシステムの提供 (会員登録や料金などは下記リンクより要確認) システムリンク: https://www.tsunagu-station.senko.co.jp/ |
中継輸送は、日帰り運行を実現することでドライバーの労働環境を改善し人材確保につなげることができるほか、貨物の集約による積載率・実車率の向上や車両削減によるコスト削減・CO2排出量削減など、多くの効果が期待でき、人手不足や物流の働き方改革などの物流課題に対する解決策として再び注目されている。
こうした背景を踏まえ、センコーは全国に「TSUNAGU STATION」を展開し、中継輸送による物流効率化というソリューションの提供を目指していくとしている。
なお、2025年12月には「TSUNAGU STATION 広島」の開設も予定している。
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