アリソンジャパン、雪上試乗会で高い走行性能を訴求

アリソンジャパン、雪上試乗会で高い走行性能を訴求
いよいよウインターシーズンの到来だが、アリソンジャパンは、本年初頭に(株)交通科学総合研究所(北海道士別市)のテストコースにおいて雪上試乗会を実施。これは走行のむずかしい圧雪路などでのアリソン製AT搭載車の優れた性能を参加者に体感してもらおうという催しだった。
試乗会には30名を超えるプロドライバー、建機レンタル会社、OEM関係者などが参加し、トランスミッションの異なる同型車種を乗り比べた。試乗車は全て1600kgの積荷を積載した「日野レンジャー」(中型ダンプとクレーン車)で、参加者はアリソン製AT(1000シリーズ)搭載車と、AMTやMT搭載車を比較走行した。
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中型ダンプ車の試乗コースは全長150m、最大勾配12%ある坂道発進コースで、クレーン車の試乗コースは全長1200m、最大勾配14%ある圧雪路コースが準備された。参加者は、それぞれのコースでアリソン製ATを搭載した試乗車を運転し、比較車両として用意した他社製AMTやMTとも乗り比べた結果、滑りやすい積雪路での坂道発進やアップダウンの激しい圧雪路において、アリソンのContinuous Power Technologyと称する優れた走行性能を実感したという。参加者からは「ATと同じくAMTでも発進させることができたが、AMTはシフトアップ直後にホイールスピンが発生してしまい、登り切ることができなかった」「MTはパーキングブレーキを併用し、繊細なアクセル&クラッチ操作を行なわないと発進できなかった」、また「下り勾配ではセレクター操作によって適切なシフトダウンが行なえ安全に走らせることができた」など、ATの特徴であるイージードライブ化を評価する声が聞かれた。
さらにアリソンのトルクコンバーターによりトルクが増幅され、タイヤに無駄なくパワーを伝えることが可能となり、ドライバーの意のままの素早いアクセル操作や優れた操作性も体験した。
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「アリソン製オートマチック(1000シリーズ)を搭載した弊社の日野レンジャーは、他社製AMT車と比較し、圧雪路での加速はギアチェンジがスムースであり、減速時はエンジンブレーキの効きは満足のいく制動力があった。操作性においても、不特定多数のレンタルユーザーに運転しやすく、今後もレンタル業界でのAT化が進むと期待している」と、日野自動車特販部広域レンタフリート室の中島常弘室長はコメントした。
アリソンジャパンは同社製AT搭載車のシェア拡大を目指し、北海道をはじめ1道4県でレンタル会社を中心とした試乗キャラバンを2016年12月から3カ月間開催する予定だという。
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