ダカールラリー2016 日野チームスガワラの戦い №4
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レポート
いよいよ本格的な競技に突入 2号車・1号車とも堅実にゴール
4日の行程は、アルゼンチンのヴィラ・カルロス・パス~テルマス・リオ・オンド。昨日は悪天候のためSS(競技区間)がキャンセルとなったが、この日は距離を短縮しながらも競技を実施。スタートから3日目でようやく本格的な競技が始まった。
1号車 菅原義正/高橋貢
この日のコースは前半がシエラネバダ山麓の山間を北上。その後も丘陵を縫うワインディングが続く、WRCのようなコースだった。タイムを出すには先の見えないコーナーに高い速度で進入するような走りが必要。また埃が酷いところも多く、リスキーな一日となった。なお、終盤のCP(チェックポイント)4までにコースを短縮するなどの変更により、走行距離は今大会最長の510㎞から373㎞となっていた。
このステージを日野チームスガワラの2台の日野レンジャーは余裕を持ってクリア。2号車菅原照仁/杉浦博之組がトラック部門総合23位/排気量10リットル未満クラス首位、1号車菅原義正/高橋貢組も総合47位/クラス4位でゴールした。SSのスタート時間が遅かったため、ビバークへの到着時間は2号車が午後11時ころ、1号車は12時ごろとなったが、乗員は全員元気で車両も目立ったトラブルは見られなかった。
5日はテルマス・リオ・オンドからフユイの間で314㎞の競技が予定されていたが、悪天候の影響で再び190㎞に短縮されることになった。
菅原義正/狭い道で危ないところは丁寧に走ってきました。長い一日でしたね。クルマの調子は良いので明日からも頑張ります。
高橋貢/本格的な競技が始まり、もちろん緊張もしましたが、楽しむこともできました。ナビゲーターとして初心者らしいミスもありましたが、ドライバーがベテランなので……。
菅原照仁/とても調子良いペースで走れました。埃で速度を緩めたところを考えればあと10分くらいは速くなると思います。エンジンもこれまで3速を使っていたところがトルクの粘りによって4速でも走れるようになるなど、全体に扱いやすくなっています。
杉浦博之/分岐にはコーステープが張ってあるなど、ナビゲーションとしては何もないルートでした。車両もブッシュでバンパーをぶつけたぐらい。トラブルらしいトラブルはありません。
2号車 菅原照仁/杉浦博之
車両の状況をメカニックに伝える菅原義正
ほっとした表情の高橋貢
テルマス・リオ・オンドに到着した菅原照仁
ナビゲーションの確認作業を終えた杉浦博之
2号車を迎えるメカニックたち
到着した2号車を早速洗車するメカニックたち
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