ヒロの海コン物語
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寄稿・連載
なぜ運コン運転手になったのか その11
そのスタンドは、チョット古い造りだったんで、全面改装ってことでリニューアルして、大型トラックは一切受け入れなくなったんですが、そんな時に面白い出会いをします。
ある日の夜、ウインカーを出してスタンドに入ろうとする、1台の海コン トレーラーが現れました。
当然のことながら、そんなデカいクルマを受け入れるワケにはいかないので、両腕でバッテンしながら「ダメダメ」なんて断りました。
そしたら、その海コン トレーラから怖そうな運転手さんが降りて来て「ダメなの?」なんて言うもんですから、「何か怖そうな人が降りて来ちゃったなぁ……」なんて思いながら、「以前は平気だったんですけど、店を改装してから大きいのはダメになっちゃったんですよ」なんて説明をしました。
だいたいの人は「そーなんだ」なんて言いながら、その場から立ち去ってくれてたんですが、その運転手さんはチョット違いました。「じゃー、ずーっとバックするからさぁ、後ろ見ててくんない?」なんて言うんですよねぇ。
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