LPG燃料の復権をめざし「デュアルフューエルトラック」出走! その1
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レポート
昨日、東京都北区の王子自動車学校で「デュアルフューエルトラック展示セミナー」なる催しが開かれました。主催したのは「LPGとディーゼルのデュアルトラック委員会」で、その事務局を務めるだるまエナジー㈱と㈱城東自動車工場が共同で経済産業省の補助事業の採択を受けて開発した「デュアルフューエルトラック」をお披露目するというもの。ちなみに、ちょっと変わった社名のだるまエナジーは、LPGをはじめとするエネルギー分野のビジネスソリューションを提供する開発志向型のベンチャー企業、城東自動車工場は自動車整備事業者ながら独自の低公害車の開発・改造・整備を行なっている会社です。
では、デュアルフューエルトラックとはいかなるものか? その名前から2つの燃料系統を持つトラックだと推測できると思いますが、ガソリンとLPGなど、2種類の燃料を切り替えて単一エンジンで使用するバイフューエル車と異なり、これは2つの燃料を混合させて燃焼させるエンジンを搭載した車両のこと。このデュアルフューエルトラックはディーゼルエンジンがベースで、LPGと軽油を混合させ、最適な混合比率で燃焼を行なうといいます。ちなみにLPG車は、ディーゼルベースでも点火プラグが必要ですが、デュアルフューエルトラックは、圧縮点火でOKとのことで、ごく普通のディーゼル車に近い存在と言えるかもしれません。 ・・・つづく・・・
会場となった王子自動車学校には、LPG関連事業者やトラックユーザー、メディアなど50人ほどが集まりました
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