岐阜日野が総合優勝
日野自動車は、10月18日に東京都八王子市にある日野自動車21世紀センター「シャノン21」で「第43回 日野自動車全国販売会社サービス技術コンクール」を開催した。同コンクールは全国の日野販社のサービスエンジニアやフロントアドバイザーの技術力向上を目的に毎年開催され、今年で43回目を迎える。今回は各支部で行なわれた支部予選を勝ち抜いた10社代表30名と、支部予選全体で好成績を残した特別枠出場の2社6名を合わせた12社36名が本戦に臨んだ。なお各チームの構成はサービスエンジニア2名とフロントアドバイザー1名の組み合わせからなる。
競技は、車両競技、フロントロールプレイング競技、学科競技の3部門に分けて行なわれる。
車両競技は、実車を使って故障診断と修理およびメンテナンスを行ない、手順の正確さや安全性が審査ポイント。新しい新診断ツール「HINO DXII(ヒノ・ダイアグノスティック・エクスプローラー)」の使いこなしも審査対象となる。競技時間は70分で、600点の得点配分となっている。
フロントロールプレイング競技は、お客との接客応対をロールプレイングするもの。接客応対そのもの(ハキハキしているかなど)や定期交換部品の提案、法令に準じたアドバイスが行なえたか、などが審査のポイントとなる。競技時間は12分で、得点は200点である。
学科競技は、接客や商品知識(フロントアドバイザー)、整備知識や構造・機能の知識(サービスエンジニア)などに関する問題が出題され、どちらも幅広い車両知識と法令知識が審査のポイントとなる。競技時間は30分で、フロント50点、エンジニア100点(50×2)で競われる。なおこの競技は非公開とされている。
競技の結果、今年は岐阜日野が11年ぶり3度目の総合優勝を獲得した。
各順位は以下に記します。
【大会結果】
総合競技
第一位 岐阜日野
第二位 静岡日野
第三位 神戸日野
フロントアドバイザー部門
第一位 岩手日野 伊藤学
第二位 東京日野 山崎貴士
第三位 九州日野 白石健一朗
サービスエンジニア部門
第一位 静岡日野 名倉周作、近藤匡人
第二位 岐阜日野 石原智英、平澤達也
第三位 神戸日野 渋谷亮太、岩瀬勝之
【競技の様子】
小型トラックの販売強化を目指す日野。そこで今回は、デュトロハイブリッドが競技車両に使用された。
車両競技の様子。
故障診断ツールのHINO DXII。便利だが、ユーザーインターフェースは好みが分かれそう。
フロントロールプレイング競技の様子。
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