トラックアライメント測定 低床4軸フロント早期偏摩耗
三菱ふそう FS510VZ1
測定時走行距離・・・19万9372Km
装着タイヤサイズ・・・245/70R19.5
▲三菱ふそうの低床4軸、回送車。リアオーバーハングの部分が折れるタイプの平ボディーであります。フロント1軸目左の早期偏摩耗による整備工場さんからの依頼。測定車は当店まで回送していただきました。ありがとうございます。
それでは早速1軸目から測定です~!
▲1軸目の測定データ。おお・・若干ではありますが(ふそうさんの基準データーから少し外れている程度)TOE OUTですねぇ~・・・。
▲2軸目の測定データ。TOTAL TOEはOKっすけど、平行度がけっこう~~~~右向きですね。(一番上の赤い数値が左右の個別のTOE。1軸目がまっすぐな時にこれだけ右へ向いているということです。)
▲1軸目の調整後測定データ。マイナスからインの1.3mmまで調整。
▲2軸目の測定データ。リレーロッドを回して平行度をまっすぐに。
通常ですとここでハンドルセンターズレが出ますけど、この車両はセンターズレ無しです。
▲続きましてリアのデータ。一番後の4軸目から。まぁ・・・ほぼ真直ぐでOKです。
▲3軸目のデータ。おおお・・・O/S(アクスル直角度)が~・・・5.1mm!!! んん~~これはぁ~けっこうぉ~なぁ~~数値ですよ!
▲このようにシムを入れて調整するのですが、大体O/Sと同じ数値の厚みのシムを入れます。・・・ただ、一番厚いシムは3.2mmまでしかないので、3.2mm+1.6mmの2枚で攻めてみます。
▲すると・・・O/Sが0.4mmまで回復! ほぼ真直ぐになりましたねっ!
▲シムもこの厚みまでが限界かもしれません。ネジの出具合がこんな感じですので・・・
▲通常シムが入っていない状態がこのような出っ張り具合です。・・・・ね?・・・ギリでしょ?
▲ブッシュ様の状態も良好でございますので、軸の向きには信憑性がありそうです。
▲あとはFS系の定番、イコライザーの「イコ様」このお方が妙な動きをしなければ大丈夫(?)です。
あと気づいた点が二つ・・・
調整した3軸目のブッシュとタイヤの画像。
▲このブッシュの傷と・・・
▲左サイドにあったわりとディープな傷・・・・この因果関係はあるのでしょうか?????
▲入庫時にはなぜか斜めに入ってきた車両も切り返してバックで入れてみると、ラインにぴったり!・・・・って気のせいなのかな??(笑)
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