船からセメント
私は、各港のセメントSS（セメント堆積ステーション）から生コンプラントや二次製品プラントのセメントをトレーラで運んでいますが、各港のセメントSSにはどのようにセメントを運ぶのか？
日本全国にセメント製造工場があります。
もちろん、そのセメント製造工場にセメントSSが隣接している場合もあります。
この場合はパイプラインなどで直接セメントを送っています。
しかし、離れている場合は輸送しなければなりません。
むかし旭川にもセメントSSがあったのですが、鉄道輸送でコストがかかるため閉鎖してしまいました。
昨今はほとんど船での輸送になっていると思います。
今日、留萌SSに積みに行くと、船からセメントを降ろしていました。
留萌SSは船着場から500mくらい離れていますが、圧送管が地面の中を通り堆積サイロに繋がっています。
船からはこんな風に圧送管を繋げてセメントを圧送します。
今回は普通ポルトランドセメントと高炉セメントの２種類みたいです。
この蔵王丸は約6500ｔで荷降ろしに大体10時間くらいかかるみたい。
私のトラックと降ろす原理は同じなのですが、降ろす量がハンパなく多いので圧送管もハンパなく太いんですね！
トラックですと１分に１ｔくらい圧送しますが、船の場合１分に10ｔ圧送するそうです。
この船の中は６層に分かれていて荷物を分けて積めるんです。
ちなみに積んできたのは北海道内の室蘭と上磯から混載してきたみたいです。
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