岡雅夫の「働くクルマ」のショートエッセイ 第55回

岡雅夫の「働くクルマ」のショートエッセイ 第55回

欧州クルマ紀行 その⑩

ヨーロッパにはAMG、アルピナ、ハルトゲ、ゲンバラ、ケーニッヒなど優れたチューニングメーカーが存在する。そうした中で今回訪問したルーフ社は、ポルシェを扱うメーカーとしては優秀で、知る人ぞ知るすごい会社である。1980年代にスポーツカーが高性能化していき、それではどの車が一番速いのか、市販車ナンバーワンコンテストが開かれた。その時に並みいる強豪を破って330km/hでトップとなったのがルーフ・ポルシェ、通称「イエローバード」である。今回ルーフ社を訪問した時に、ユーザーに渡っていたその車が整備のために入庫していた。栄光の車である。ルーフ社はエンジンも自社開発し、通常水平対向6気筒のポルシェを独自の高性能Ⅴ8エンジンに乗せ換えて販売している。最近ではポルシェベースの電気自動車も開発し、10台がテスト中である。小さな町工場規模ではあるが、持っている技術はかなりのハイレベルである。  ・・・つづく・・・ (元社団法人日本自動車工業会モーターショー室長)

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ルーフポルシェ「イエローバード

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ルーフポルシェ。独自開発Ⅴ8エンジン車

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