米国在住 なでしこトラッカーの元気日記「PUNKにまかせろ!」 No.21

米国在住 なでしこトラッカーの元気日記「PUNKにまかせろ!」 No.21
Weigh Station
もうかれこれ13年くらい前のこと。
ヘリコプタースクールの事務アルバイトと掛け持ちで、サマータイムのみのトラックドライバーとしての仕事をしたことがあります(シーズンポジション)。
その仕事とは、山林火災などの消火活動にあたるヘリコプターの燃料を運んで給油する作業でした。
毎年夏になると、ここカリフォルニアでは雨がほとんど降らず、
一旦火災が始まると、極度な乾燥や強風によってあっという間に燃え広がってしまいます。
とっても深刻な問題なのですが、その原因のほとんどが人間の過失。
キャンプでの焚き火の不始末やタバコの投げ捨て、放火などいろいろで
自然発火では雷や風の摩擦によるもの、列車から出る火花etc・・・
火災範囲が大きかったり、山林や森林など地形が入り組んだところは、
飛行機やヘリコプターを使って消火活動にあたりますが、なかなか消えるものではありません。
なので、ベースに滞在して1~2週間もしくは消えるまで1ヶ月以上もかかったりすることも。。。
頻繁に火災が起こりやすい地域では、火災が起こっていなくても
ベースで2~4週間待機していて常にスモークを見張っているようなこともあります。
image001.gif
 
勤めていた会社は、ちょうどカリフォルニアの真ん中よりチョット上辺りのサクラメント郊外でした。
行ったところはあちらこちらですが、CAの上の州Oregonのローズバーグというところへは
1ヶ月くらい滞在していたし、南はSan Diegoとメキシコの境目(ボーダー)が燃えた時や
Los Angelesの東側へメットというところには3週間滞在。
大きい火災の場合、ベースには他社ヘリコプターが10~20機あったこともあります。
1社のヘリコプターに1台の燃料トラックが常に一緒に待機し、
燃料補給を必要な時にベースに戻ってきてトラックを動かして補給したり、
時には別の場所の火災現場に先にヘリが飛んで行って、
私が後から追っかけて行って山の中の広場で補給したり・・・。
場所が不明でも大体の現場が分かれば、
あとは空に浮かんでいる煙を見てたどり着けてしまったり(笑)。
Weigh Stationという話からだいぶかけ離れてしまいましたね(笑)。
しかし、この仕事をしている時にアメリカで初めてWeigh Stationで赤信号が出て止められたんです! 
その話は次回のお楽しみ・・・
PUNKさんのブログ「トラックドライバーPUNKのアメリカ生活日記」のURL
http://blogs.yahoo.co.jp/rhcfijhwalker 

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