トラックドライバーの誇り その50
さて、みなさん、下限運賃設定にどのような方法があるか考えていただけたでしょうか? 最低運賃制度と言い換えてもいいのですが、今までの説明上、下限運賃とさせていただきます。
実際に走る運送業者が、この運動にどのように関わることが出来るでしょうか。
また、ドライバーはどのようにするとよいのでしょうか。
荷主の在り方はどうなのでしょうか。
今まで、水屋として利益を出していた会社の反対をどうすればいいのでしょうか。
問題は山積みです。その問題に、トラック協会が関与してくれるのでしょうか。一時期、テレビコマーシャルなどで適正運賃の収受を流していましたが、実際に効果はあったのでしょうか。って、そんな質問は野暮なことで、未だに適正運賃の収受は行なわれていません。当然、ステッカーなどの効果もゼロです。無駄金を使ってそんなことをしても、何の意味もなさなかったことは明白です。
しかしながら、最終的にはトラック協会の力は必要でしょう。運動の母体にしなければ、実現は難しいはずです。
最終的な目標は、最低運賃制度の法的な整備です。そのことは絶対に念頭に入れて置かなければなりません。
いま現在、なすべき方法がないというのが現状なので、実現していないということも頭に入れていてください。しかしながら、今までの方法論が間違っていたのか、絶対的な圧力に屈していたか、どちらかで実現しなかったのでしょう。
ということは、今までと違う方法と、国民、つまり世論の理解を得られなければ実現しないということです。テレビコマーシャルで世論に訴えても、何の意味もなさなかったことは、何が原因だったのでしょうか。その辺に答えはないでしょうか。
もう少し、その立場立場で何が出来るのか考えてください。
実際に低運賃で苦しんでいる運送会社。
そこで働いているドライバー。
あなた方が主役です。考えてください。そして、自分たちに何ができるのか、考えてみてください。考えて行動しなければ何も生まれません。そして、意見があったら是非コメントをしてください。
次回から、具体的な話をしたいと思いますが、あくまでも私個人の私案です。万全ではないはずなので、皆さん方が主役となって一緒に考えてください。
トラさんのブログ「長距離運転手の叫びと嘆き」
http://www.geocities.jp/boketora_1119/
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