岡雅夫の「働くクルマ」のショートエッセイ 第29回

岡雅夫の「働くクルマ」のショートエッセイ 第29回

<ニューヨーク・オートショー> その4

ニューヨークの街は華やかだった。節電で暗い東京に比べ、これでもかとネオンサインが輝き、夜中になっても中心街は昼間のような賑わいを見せている。しかし約10年前には9.11テロでニューヨークは沈み込んでいた。犯人ウサマ・ビンラディンは殺されてアメリカは仇を取ったと騒いでいるが、今回10年経って、ようやくワールドトレードセンター跡地であるグラウンドゼロにワンワールドビルがその姿を現し、外観はかなり出来上がってきた。5年前に訪問した時はまだ全く荒れ果てた状態だったが、ようやく再開発されテロの爪痕も無くなろうとしている。1993年にはワールドトレードセンター最上階に行ってニューヨークの写真を撮ったり、自由の女神像も冠部分まで上ってきたが、今はそれも叶わない。しかし悲しみを乗り越えてニューヨークはすっかり活気を取り戻していた。
日本も大震災から少しでも早く復興し、平和で安全な国、日本を取り戻したいものだ。
少し暗い話になったが、引き続きニューヨーク・オートショーの様子とショーの目玉を紹介したい。

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ホンダオデッセイ。北米向けは一回り大型で以前ラグレイトという名前で日本でも売られたが、現在は北米専用車だ。
 
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ニューヨークショーの2日前に中国の上海モーターショーで世界初公開されたフォルクスワーゲンのニュービートル。ややスポーティに生まれ変わった
 
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日産リーフのレース仕様。これからは静かなレースカーが走るのだろうか?
 
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全世界650台は既に完売してしまっているが、展示車があるレクサスLF-A。
 
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オランダのスポーツカーメーカー「スパイカー」の新型。サーブを買収したが経営は苦戦している。
 
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トヨタ・プリウスCコンセプト。一回り小さなプリウスで近い将来発売予定。
 
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日産リーフの大掛かりな広告ボード。左の従来型車の排気管からは煙が出る。リーフは電気自動車なので全く煙(排出ガス)は出ないということを表している。

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ニューヨークのタクシーで今も圧倒的多数のフォード・クラウンビクトリア。大きな車体だが後席は狭く乗り心地もあまりよくない。
 
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最近増えているフォード・エスケープ・ハイブリッド。ニューヨークのタクシーは現在10車種以上が存在するが、来年から車種が統一される。コンペの結果3車種が選定されて、その中から最終的に日産NV200ミニバンに決定した。近い将来ニューヨークに行くと、全てのタクシーが日産車になっていて驚くことだろう。
 
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グラウンドゼロに建設中のワンワールドビル。完成の日も近い。
 
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街中を走るポップコーンのコマーシャルトラック。かなり目立つ。
 
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ベンツは上海とニューヨーク両方にAクラスのコンセプトカーを持ち込んだ。コンセプトカー作りには1台数億円かかると言われるので2台も作るのは驚くべきことだ。

(社団法人日本自動車工業会モーターショー室長)

 

 

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