その3 海コン用語の基礎用語「ヤード篇」(下)
ハイ、引き続き海コン用語の基礎知識「ヤード篇」の後篇です。どうぞお楽しみ下さい(笑)。
◆イン・ゲート(In Gate)
コンテナヤードやバンプールの入口で、ここで搬出・搬入の手続きを行ないます。
◆アウト・ゲート(Out Gate)
コンテナヤードやバンプールの搬出用出口で、コンテナをシャーシに載っけてもらったら、必ずココでチェックを受けなければいけません。コンテナを搬入・返却した車と一緒になって、アウト・ゲートをスルーしちゃうと、大変な騒ぎになります(笑)。
◆テナー
縦と横にしか移動出来ないんですが、自走式の天井クレーンみたいなやつです。ほとんどのコンテナヤードでは、テナーで実入コンテナの積み降ろしをしてます。
◆キャリア
これも実入コンテナの積み降ろしに使われるんですが、テナーよりも機動性が高くて、車のように自由に走り回ることが出来ます。ナンバー付きのキャリアもあるんで、特別な許可が必要なんでしょうけど、上空に何の障害物がなければ、一般道も走れちゃいそうです(笑)。
◆トンボ
空バンの積み降ろしに使われる、すっごく大きなフォークリフトって感じです。ただ、爪の部分が、海コン用シャーシに付いているツイストロック(コンテナをロックする装置)みたいになってるんで、コンテナ以外には使えません(笑)。![]()
空バンを運ぶトンボ
◆フォーク
普通のフォークリフトのことなんですが、空バンでも2トン?4トンくらいあるんで、そこらへんで見かけるヤツより少しデカイのが使われてます。![]()
20トンフォーク
◆4つ爪フォーク(よつづめフォーク)
トンボが2点でコンテナを掴むのに対し、4つ爪は4点でコンテナを掴み、実入の積み降ろしもしてくれます。
◆E.I.R(いー・あい・あーる)
Equipment Interchange Receiptの略で、日本語で言うと「機器受取書」って事になります。空バン・実入り問わず、コンテナを搬出する際に必ず発行され、コンテナに関する情報がイロイロと書かれた大切な書類です。コンテナの搬入や返却に必要なんで、なくしてしまうと面倒です(笑)。![]()
これがEIRです
◆コンテナ貨物搬入票
輸出するコンテナを、コンテナヤードに搬入する時に必要な用紙で、空バン搬出時に渡されます。搬入票には、本船名・コンテナ番号・シール番号・コンテナ総重量・陸揚港などなど…、イロイロな情報を書き込みます。
◆シール(Seal)
コンテナの封印の事で、輸出の場合は、空バン搬出時に渡されます。ボルトシール、板シール、ワイヤシールなど、船会社や用途によって、いくつかの形状があります。![]()
◆テア・ウエイト(Tare Weight)
空バン状態のコンテナ自身の重さの事で、日本語で言うと「コンテナ自重」ってことになります。20FTだと2トンくらい。40FTだと4トンくらいあります。![]()
テア・ウエイトはコンテナにこんな感じで書いてあります
◆バン詰(ばんづめ)
空バンに品物を積み込む作業のことを言います。
◆デバン
実入りコンテナから品物を降ろす作業のことを言います。
なぜか落ち葉をデバン中
◆アルファベットの表現
海コン業界に限らないのかもしれないんですが、聞き間違いを防ぐために、
A→アメリカ。B→ボンベ、ブラジル。C→チャイナ。D(でー)→デンマーク。E→イングランド。F→フランス、おフランス(笑)。G→ジャーマン、ジャーマニー、ジャイアンツ(笑)。H→香港(ホンコン)。I→イタリー。J→ジャパン。K→神戸(コウベ)、キング。L…ロンドン。M…マニラ。N…日本(ニッポン)。O…大阪(オオサカ)。P…北京(ペキン)。Q…クイーン、オバQ(オバキュウ)。R…ローマ。S…スペイン。T(テー)…東京(トウキョウ)。U…ユナイト、ユナイテット。V…ビクトリー。W…ワシントン。X…クリスマス。Y…横浜(ヨコハマ)。Z…ゼブラ。
こんな感じで、都市名や国名に置き換えて表現します。これは、コンテナヤード内でも使われる言葉で、コンテナの積み降ろし場所として「D28」が指示された場合は、「デンマークの28」なんて言い方をします。初めのうちは「クリスマス」を「C」と思ってしまったり、何故か「ジャーマン」を「J」と思ってしまったり、「ローマ」を「L」と思ってしまったり…、ってな間違いを犯してしまいますけど(俺だけかもしんないけど)、慣れちゃえば問題ナシです。
あと、勝手に表現を作っちゃう人も居るんですよ。「B」を「ボンバー」と言ったり、「G」を「ゴルフ」と言ったり、「J」を「ジャニーズ」と言ったり、「M」を「メイド」と言ったり…。まぁ、確かに伝わらないことはないんですけど、聞く側が考えちゃったり、笑っちゃったりするんで、そーゆーのはNGです(笑)。
ヒロさんのブログのURL
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