知っておきたい尿素SCRとアドブルーの話 その4
尿素SCRで気になるのは、やはりアドブルーの補給の問題だと思います。尿素SCRを採用している車のメーターパネルには、アドブルーのレベルモニターが設置され、残量が少なくなると警報するほか、万一なくなった場合にエンジンの再始動不可にするなど、国交省の技術指針に則った制御がかかるようになっています。
アドブルーの供給体制も大幅に拡充されています。従来の全国約1000カ所のトラックステーションや各メーカーの販売会社拠点に加え、一般のサービスステーション(SS)や全国のサービス工場でも取り扱いを開始。ネット通販でも小口個配のアドブルーが取り寄せられるようになりました。容器も小口の5リッターから事業所向けの1000リッターコンテナ(巡回補給式)まで、使い方に応じて多彩に設定されています。
保湿剤として化粧品にも使われている尿素の水溶液は、無色無臭かつ無害・安全で取り扱いに特別な資格なども不要です。まだ、尿素SCRシステムを採用していないトラックに乗っているドライバーも多いと思いますが、いずれ搭乗する時のために、今から知識を深めておくことも必要ではないでしょうか。 (この項おわり)