<フランスの路線バス>
フランスの路線バスは女性ドライバーが結構多い。もちろん運転は上手く、15mの連接バスを軽々と運転している。それでも狭い道を通る時には多少無理をして、ステップをこすって派手な音を立てることがある。これは男性ドライバーでも同じことになると思うので責められないが、女性の運転だと余計に「荒っぽいな」と思ってしまうのは偏見なのであろう。
バスはチケットを予め街の小さな雑貨店などで購入して、1日券などは最初に乗った時にパチンと機械でスタンプすれば、それで後は乗り放題である。検札もたまにあるようだが、会ったためしはない。バス料金をキセルしたりタダ乗りしたりする人は本当に少数で、基本的にヨーロッパは世の中「性善説」で成り立っている。
一度チケット販売所が近くに見当たらず、しょうがなくバスの中で現金で払おうとしたことがある。どこまでか聞かれて行く先を言ったら、短い距離だからいいよとおまけしてくれた。正直者は得をするのである。
(社団法人日本自動車工業会モーターショー室長)